飲む杯数を決める

ダイエット中でも日本酒を飲んでかまいませんが、過剰摂取すると肥満につながる糖質が多く含まれるため、飲み過ぎないように注意が必要。あらかじめ飲む杯数を決めておくことが大切です。

厚生労働省が定めた適度な飲酒量をもとにすると、日本酒を飲んでよい量は一日に1合が目安です。二勺のおちょこでは5杯分に相当します。なお、ほかのアルコール飲料を摂る場合は、量を調整してくださいね。(※2,10)

チェイサーを利用する

日本酒を飲むときのチェイサーは「和らぎ水」と言い、ミネラルウォーターや日本酒の仕込み水などが提供されます。日本酒を飲む合間に和らぎ水を摂ると、飲み過ぎ対策になります。日本酒をおちょこ一杯分摂ったら和らぎ水を飲む……というように、こまめに利用するのがおすすめ。

また、和らぎ水には料理の味をはっきりさせたり、深酔いを抑えたりするというメリットがあります。ダイエット中でなくても、ぜひ活用してくださいね。(※11,12)

ダイエット中のおつまみの選び方

揚げ物やフライドポテトなどカロリーが高いものを避ける

和らぎ水を取り入れるほか、おつまみと合わせて日本酒を飲むことでも飲酒のペースを抑えられ、飲み過ぎ対策になります。ただし、ダイエット中はおつまみのカロリーに注意が必要です。

鶏の唐揚げやフライドポテトなど、脂質が多く含まれている揚げ物はなるべく避けましょう。クセが少ない日本酒の場合、刺身や冷奴など油を使わないヘルシーな和食料理によく合いますよ。(※12,13)

野菜を積極的に取り入れる

きゅうりやなす、キャベツなどの低カロリーな野菜は、ダイエット中のおつまみにぴったりです。甘辛い味付けの煮物にしたり、唐辛子やコチュジャンなどで辛味を効かせた和え物にしたりすると、日本酒によく合うおつまみになります。

とくに摂りたい野菜は、枝豆やグリンピースです。アルコールを代謝する過程で失われやすい、ビタミンB1が多く含まれています。また、アルコール代謝に関わる酵素を活性化する作用がある、トマトもおすすめです。(※14,15)

日本酒を飲んだら気をつけたいこと

翌日のごはんはカロリー調整する

おつまみの種類や日本酒の量に注意していても、ダイエット中は余計なカロリーを摂ってしまったのでは……と気になりますよね。日本酒から摂ったカロリーを調整するには、翌日に食べるごはん(白米)の量を減らすのが手軽です。

日本酒1合のカロリーは184kcalで、ごはん約120g分(おにぎり1個分)に相当します。一食で調整するのがむずかしい場合は、朝・昼・夜の三食でごはんを少しずつ減らしてもかまいません。(※1,2,16)
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