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チョコレートは貧血に効果的?
そもそも貧血とは、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンが減り、体内で酸素が足りなくなることにより起こります。貧血対策には鉄分のほか、造血作用をサポートする葉酸や、赤血球の生成にかかわるビタミンB12も摂ることが大切です。
チョコレートには鉄分と葉酸が含まれており、貧血対策に必要な栄養素を摂れる食品だと言えます。ただしビタミンB12は含まれていないため、チョコレートだけで必要な栄養をしっかり摂れるわけではありません。(※1,2)
チョコレートには鉄分と葉酸が含まれており、貧血対策に必要な栄養素を摂れる食品だと言えます。ただしビタミンB12は含まれていないため、チョコレートだけで必要な栄養をしっかり摂れるわけではありません。(※1,2)
チョコレートの種類ごとの鉄含有量
カロリー | 鉄 | |
---|---|---|
ホワイトチョコレート | 588kcal | 0.1mg |
ミルクチョコレート | 550kcal | 2.4mg |
スイートチョコレート | 530kcal | 4.0mg |
スイートチョコレート(カカオ増量) | 539kcal | 9.3mg |
(※2,3,4,5)
チョコレートの種類ごとに鉄分の含有量を比べてみると、もっとも鉄分が多く含まれるのは「スイートチョコレート(カカオ増量)」で、「ミルクチョコレート」の約3.9倍。
スイートチョコレートはカカオマスに砂糖を加えたもので、さらに乳製品を加えたものがミルクチョコレートです。ホワイトチョコレートには、カカオマスが入っていません。よって、鉄分の量はカカオマスの量に比例すると考えられます。(※6,7)
スイートチョコレートはカカオマスに砂糖を加えたもので、さらに乳製品を加えたものがミルクチョコレートです。ホワイトチョコレートには、カカオマスが入っていません。よって、鉄分の量はカカオマスの量に比例すると考えられます。(※6,7)
同じ原料のココアと比較すると
鉄分 | |
---|---|
ミルクチョコレート | 2.4mg |
ミルクココア | 2.9mg |
ピュアココア | 14.0mg |
(※2,8,9)
同じカカオ豆を原料とするチョコレートとココアで比較してみると、もっとも鉄分が多いのはピュアココア。ミルクチョコレートの鉄分の約5.8倍です。チョコレートにはミルクや砂糖が加えられるのに対し、ピュアココアは原材料がココアパウダーのみなので、効率よく鉄分を摂るのに適しています。(※10,11)
チョコレートと鉄分が豊富な食材を比較すると
鉄 | |
---|---|
ミルクチョコレート | 2.4mg |
鶏レバー | 9.0mg |
卵黄 | 4.8mg |
牛ヒレ肉 | 2.8mg |
きはだまぐろ | 2.0mg |
ほうれん草 | 2.0mg |
(※2,12,13,14,15,16)
100gあたりで鉄分を多く含む食材と比較すると、ミルクチョコレートはきはだまぐろやほうれん草よりは多少多いものの、鶏レバーと比べると1/3以下、卵黄と比べると半分の量です。
また、一般的な板チョコレートは1枚あたり50gで、仮に100g分食べるには板チョコレートを2枚食べる必要があり、あまり現実的ではありません。チョコレートだけに頼るのではなく、いろいろな食材から鉄分を摂りましょう。(※17)
また、一般的な板チョコレートは1枚あたり50gで、仮に100g分食べるには板チョコレートを2枚食べる必要があり、あまり現実的ではありません。チョコレートだけに頼るのではなく、いろいろな食材から鉄分を摂りましょう。(※17)
貧血対策でチョコレートを取り入れる注意点
注意点
- 食べ過ぎない
- 歯磨きを忘れずにする
- カフェイン量に注意
食べ過ぎない
チョコレートに鉄分は含まれますが、前述したようにチョコレートだけで貧血対策になるわけではありません。貧血対策には、バランスのよい食事を基本としたうえで、鉄分や葉酸、ビタミンB12が含まれる食品を意識して摂ることが大切です。
また、カロリーや脂質が高い食品でもあるため、チョコレートばかりを食べ過ぎないように注意しましょう。(※1,2)
また、カロリーや脂質が高い食品でもあるため、チョコレートばかりを食べ過ぎないように注意しましょう。(※1,2)
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