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この記事は、豊かなフードライフを演出するWEBメディア「dressing」の提供でお送りします。
温かい紅茶に風味豊かなマフィンやケーキを添えた英国スタイルのティータイム。そんな“ティータイム”をより楽しくしてくれるのが、2021年8月に誕生した『MELROSE AND MORGAN KICHIJOJI(メルローズ アンド モーガン吉祥寺)』だ。
『メルローズ アンド モーガン』はロンドン生まれのグロサリーショップ。厳選された食材を使ったスイーツやデリ、オシャレな赤いロゴのトートバックが地元ロンドンでも人気を呼んでいる。吉祥寺店は待望の日本1号店で、同店がイギリス以外で出店するのは初めてだ。
JR吉祥寺駅から徒歩14分ほど。駅前の賑やかなエリアから離れた住宅街にあるバス通り沿いに『メルローズ アンド モーガン』がある。本店を模した赤レンガの外壁がイギリスの街角にある店のようだ。
ガラス戸を開けて、一歩中に入れば、焼きたてのお菓子の甘い香りに包まれる。店内は3~4人でいっぱいになるぐらい小ぢんまりした広さ。イートインはなく、テイクアウトのみの販売になっている。
ショーケースには、店内で作ったばかりのケーキやマフィン、スコーンなどがズラリ。
棚には本店でも人気のジャムやクッキー、紅茶などが並び、そのほか、これを目当てに来店する人も絶えない人気のロゴ入りトートバックもカゴにぎっしり詰まっている。
良質なイギリス産の食材を使ったスイーツやデリが大評判
『メルローズ アンド モーガン』はイアン・ジェームズ氏とニック・セルビー氏の二人により、2004年ロンドンの高級住宅街で誕生した。
マーケットに出掛けるのが好きだった二人が、地元で作られる良質なフードに出会い、「こんなにおいしいイギリス産の食材や商品をもっと知ってもらいたい」という想いで食料品店をオープンしたという。
マーケットに出掛けるのが好きだった二人が、地元で作られる良質なフードに出会い、「こんなにおいしいイギリス産の食材や商品をもっと知ってもらいたい」という想いで食料品店をオープンしたという。
ショップでは厳選した食材を使った手作りのスイーツやデリのほかに、オリジナルラベルのジャムやクッキーなども販売。「見た目、雰囲気、味」いずれも抜群とあって、一躍ロンドンで人気ショップとなった。
日本でもデパートの「英国展」などに出展すると、オシャレな赤いロゴと本場のマフィンなどのスイーツが注目され、連日行列ができるほどの評判を集めた。
最初は海外に店を作ることを考えていなかったというオーナーたち。けれども、日本のファンや、『メルローズ アンド モーガン』の魅力を日本に伝えたいという日本側スタッフの熱意に動かされて、吉祥寺店のオープンとなった。
こだわりは本場の味をそのまま再現!
吉祥寺店のこだわりは本店の味をできるだけそのまま届けること。
レシピはすべてイアン氏とニック氏が考えたオリジナルレシピ。日本の材料を使って、できるだけ本店の味を再現することを目指す一方、再現が難しいレシピは商品のラインナップから外すというこだわりよう。
試行錯誤しながら作り上げた至福のスイーツやセイボリー(軽食に食べる塩味のケーキやスナック)を紹介しよう。
レシピはすべてイアン氏とニック氏が考えたオリジナルレシピ。日本の材料を使って、できるだけ本店の味を再現することを目指す一方、再現が難しいレシピは商品のラインナップから外すというこだわりよう。
試行錯誤しながら作り上げた至福のスイーツやセイボリー(軽食に食べる塩味のケーキやスナック)を紹介しよう。
ラブリーなスタイルにうっとり! 大人気のヴィクトリアケーキ
丸い形がラブリーな「ヴィクトリアケーキ」は一番の人気者。「ヴィクトリアケーキ」とは、イギリスのティータイムの定番ケーキで、スポンジケーキにジャムを挟んだシンプルなスイーツだ。
大きなホールで焼いて、切り分けるのが一般的なスタイルだが、『メルローズ アンド モーガン』は小さな“お一人様”サイズで、家族でも一人でも楽しむことができる。
大きなホールで焼いて、切り分けるのが一般的なスタイルだが、『メルローズ アンド モーガン』は小さな“お一人様”サイズで、家族でも一人でも楽しむことができる。
スポンジケーキはふんわりというより、バターや卵がしっかり入った小さいながらどっしりとした食感。サンドしているのは、同店オリジナルの「Good Afternoon(グッドアフタヌーン)ジャム」。
ブラックカラントやレッドカラントなど4種のベリーを合わせたジャムで酸味もしっかりきいた甘酸っぱい味わいだ。このジャムにシュガーパウダーを練り込んだバタークリームを合わせている。
ブラックカラントやレッドカラントなど4種のベリーを合わせたジャムで酸味もしっかりきいた甘酸っぱい味わいだ。このジャムにシュガーパウダーを練り込んだバタークリームを合わせている。
バターと卵の味わいが生きているスポンジに、甘酸っぱいジャムとコクのあるバタークリームがぴったりとあっている。素朴だけど、誰にでも愛される味わいだ。
紅茶と一緒に楽しみたいフルーツや野菜を使ったマフィン
イギリス風ティータイムを楽しむのに欠かせないマフィンやスコーンもバリエーション豊富にそろっている。「アップルヘーゼルナッツマフィン」(写真上)はリンゴをすりおろしたものを生地に混ぜ、中にはリンゴのコンポートやヘーゼルナッツも入っている。
トッピングしているのはクランブルやコーンフレーク。トップのザクザクとした食感と、しっとりした生地、2つのコントラストを楽しむマフィンだ。ゴロッと大きいヘーゼルナッツとリンゴのコンポートも存在感があり、素材の味を楽しむことができる。
アフタヌーンティーでもお馴染みのセイボリーとは甘くない塩味のスナックのようなもの。こちらは、セイボリーとして楽しめる彩りもキレイな「チェリートマトマフィン」だ。
クリームチーズやホウレン草を生地に混ぜ込み、チェリートマトとバジルをトッピングして焼き上げている。
クリームチーズやホウレン草を生地に混ぜ込み、チェリートマトとバジルをトッピングして焼き上げている。
『メルローズ アンド モーガン』はスイーツやセイボリーなどに多彩なハーブをきかせているが、その使い方が絶妙。全体のバランスを決して崩さず、ハーブの味わいを豊かに広げている。
ランチにおすすめ!ボリューミーな「ソーセージロール」
食べごたえたっぷりな「ソーセージロール」。細かくミンチした肉にオレガノや白コショウといったスパイスをきかせた、皮のないソーセージのようなフィリングをパイに詰め、ゴマとフェンネルをトッピングして焼き上げている。
本国では倍ぐらいのサイズで厚みもあるのだそう。日本店では、気軽に購入しやすいようにコンパクトなサイズで販売している。
本国では倍ぐらいのサイズで厚みもあるのだそう。日本店では、気軽に購入しやすいようにコンパクトなサイズで販売している。
パイにぎっしり詰まったフィリングは肉のコクやうま味がたっぷり。ゴマの香ばしさとフェンネルの清涼感が後味をさっぱりさせてくれる。
これからも本格的な英国のおいしさをお届け!
「本国では、人気観光スポットのカムデンから運河沿いに歩いた街に店があるんです。休日には地元の人たちが店に訪れ、くつろいでいる。そんな地域の人々に愛される店に吉祥寺店もしたいと想い、駅から少し離れたこの場所を選びました」と語るのは、同店の中牧寿美さん。
イアン氏とニック氏のオーナーたちの精神を受け継ぎ、地元の青果店から旬の野菜を取り寄せたり、吉祥寺の人気イタリアン『リゴレット』グループで作られたパンを販売したりと地域と密着した店作りも進めている。
現在、ショーケースにならぶスイーツやデリは18種類。季節に応じて、旬のフルーツや野菜を使った焼き菓子も登場する予定だとか。本格的なイギリスの味を求めて、訪れてみてはいかがだろう。
【メニュー】
・ヴィクトリアケーキ 520円
・アップルヘーゼルナッツマフィン 480円
・チェリートマトマフィン 380円
・ソーセージロール 480円
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。また、価格はすべて税込です。
【メニュー】
・ヴィクトリアケーキ 520円
・アップルヘーゼルナッツマフィン 480円
・チェリートマトマフィン 380円
・ソーセージロール 480円
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。また、価格はすべて税込です。
上記は取材時点での情報です。現在は異なる場合があります。
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