ライター : macaroni 編集部

豊潤な香りがたまらない。ウィスキー紅茶『THE CASK AGING』が限定販売をスタート

Photo by 株式会社TeaRoom

東急ハンズと日本茶の生産・販売をおこなうTeaRoomがタッグを組み誕生した、プレミアム国産紅茶『THE CASK AGING(ザ・​カスクエイジング)』。国内初となる国産ウィスキー樽で熟成させた紅茶です。

6月に初回販売を開始しましたが、口コミで広がりあっという間に完売。2021年7月10日(土)より2回目の限定販売がスタートします。東急ハンズ一部店舗(※)、東急ハンズオンラインストア「ハンズネット」にて購入が可能です。

本記事では、ザ・​カスクエイジングのこだわりや魅力、筆者が実際に飲んだレビューなどをお届けします。

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ザ・​カスクエイジングは、別名 “ウィスキー紅茶” という名で人気を集めていますが、アルコールは不使用。ノンアルコールティーとして楽しめます。

「お酒の味がするの?」と思いきや、ちょっと違うんです。飲んでみると、国産紅茶の甘味ある上品な味わいにプラスして、ウィスキーの香り高さが鼻から抜け、豊潤でフルーティーな香りがフワッと広がります。

口コミでは……

実際の口コミでは、「口に入れてびっくり!これは大人の紅茶だ、夜にゆっくり飲みたい」「お酒は飲めないけど、香りが好きな私には最高な紅茶でした」「深いお茶の味わいから、後味がお酒のよう」といった意見が寄せられたようです。

筆者も正直ウィスキーは得意ではないのですが、これはまた別格。 “酔うようで酔わない” 心地の良さを感じます。ちょっとしたギフトにもおすすめですよ。

生産者のこだわりや商品の魅力

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株式会社TeaRoom 代表取締役CEO/岩本 涼さん 茶道家。裏千家での茶歴は14年を超える。サステイナブルな生産体制や茶業界の構造的課題に対して向き合うべく、静岡大河内地域に日本茶工場を承継。同年9月には裏千家より茶名を拝命。岩本宗涼として一般社団法人お茶協会が主催するTeaAmbassadorコンテストにて門川京都市長より日本代表/Mr.TEAに任命されるなど、「茶の湯文化× 日本茶産業」の切り口で活動中。
一般的な紅茶とは異なる、革命的な新しい商品。茶道家であり、TeaRoomの代表である岩本 涼さんに誕生秘話から製造法まで、『ザ・​カスクエイジング』のこだわりをお聞きしました。

強い想いから満を持して誕生した『ザ・​カスクエイジング』

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年々衰退しつつあるお茶業界をどうにかしたい、お茶の新たな付加価値を生み出したいという想いから商品開発を考えていたと岩本さんは言います。

「お茶の持つ香りに着目し、フレーバーティーが作れないかと考えていたのですが、フレーバーティーは香料を使うことが多いんですよね。それだとこれまでと変わらないですし、国産紅茶の甘やかな香りを生かしたいと思い、試行錯誤を繰り返しました。

そう模索するなか出会ったのが、国産ウィスキーに使用されたウィスキー樽。試作を繰り返し、魅力的な香りと味をもつザ・​カスクエイジングが誕生しました」

おいしさの秘密は熟成樽に

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実際に使用後の樽を見せていただきました。おいしさの秘密は内側の黒い部分にあるそうです。

「内側が黒いのは、樽の内側を焦がす『チャー』という工程をウィスキーを作るときに用いているからなんです。強い熱で炭化させることで、樽の内部に『バニリン』というバニラの香りの主成分でもある、香り成分が生まれます。その香気成分が紅茶に移るため、飲んだときに甘さが強くなり、バニラのような香りがほんのりします。 

また、フレーバーの香料とは異なり、香りが抜けにくいので、口や鼻の内側にしばらく香りが残るのもザ・​カスクエイジングの魅力です」

ギフトにもぴったりなパッケージ

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「今回、パッケージにもかなりこだわりました。シンプルながら温かみのあるデザインになっているのでギフトにも贈りやすいと思います」

丸い形とウッドテイストの色合いは、まるで樽を上から見たようなデザインに。ウィスキー紅茶と聞くと男性向けかな?と一瞬思いますが、このおしゃれなデザイン性から女性の方にも多く手に取ってもらえたそうです。
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