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いちじくとは
原産地と歴史
いちじくはクワ科イチジク属に分類される果実です。原産地はアラビア半島の南部や地中海沿岸で、6,000年以上前から栽培されていたといわれています。いちじくが日本で食べられるようになったのは江戸時代のこと。当時は薬用として使われていましたが、しだいに食用として広く親しまれるようになりました。
名前の由来
いちじくは漢字で「無花果」と表します。花が実の中に咲き、外から見えないのが名前の由来です。また、実が毎日ひとつずつ熟すことから「一熟」と名付けられ、呼び名が変化したという説もあります。
いちじくの特徴
食用部分は「花」
いちじくの実のようにみえる部分は、花なんです。いちじくは、花床(かしょう)と呼ばれる花の中央が大きく成長して壺状に変化します。壺状の内部に小さな花が咲き、実をつけるのが特徴です。
いちじくを切ったときに真ん中に見える小さな粒は、それぞれが花。無数の花が集まっていることが分かります。
いちじくを切ったときに真ん中に見える小さな粒は、それぞれが花。無数の花が集まっていることが分かります。
品種によって異なる色や味わい
いちじくは、品種によって果皮の色が異なります。代表的なのは赤みがかったものや黒っぽいもの。味わいも品種ごとに異なりますが、多くはほどよい甘みと酸味が特徴です。
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