ライター : 渡辺 りほ

管理栄養士

学校給食センターにて、管理栄養士として献立作成や食に関する指導に従事した経験から、子どもたちだけでなく幅広い世代への「食育」に興味を持つ。現在は在宅WEBライターとして、栄養学…もっとみる

豆乳に含まれるカルシウムの量

カルシウムは骨の材料となる栄養素で、牛乳をはじめとする乳製品に豊富です。牛乳の代用品として使える「豆乳」のカルシウムの量は、どれくらいなのでしょうか。100gあたりで牛乳と比較してみましょう。

・無調整豆乳……15mg
・調製豆乳……31mg
・豆乳飲料……20mg
・牛乳……110mg

豆乳のなかでは、カルシウム量がもっとも多いのは調製豆乳です。しかし、牛乳と比較すると、調製豆乳のカルシウム量は1/3以下と少なめ。牛乳と同じ量のカルシウムを摂取するには、豆乳を3倍以上飲む必要があります。(※1,2)

そのほか豆乳に含まれる栄養素

たんぱく質

無調整豆乳100gあたりには、たんぱく質が3.6g含まれています。

たんぱく質は筋肉や皮膚を構成する栄養素です。また、炭水化物や脂質と同様に、身体を動かすエネルギー源になります。

豆乳に含まれる「大豆たんぱく質」は、体内での吸収に時間がかかるという特徴があります。満腹感を得やすいので、ダイエット中におすすめの飲み物ですよ。(※1,3,4)

無調整豆乳100gあたりには、鉄が1.2mg含まれています。

鉄は、血液中に含まれるヘモグロビンの材料となり、貧血対策に役立ちます。

鉄は「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」のふたつに分けられ、豆乳に含まれるのは非ヘム鉄です。非ヘム鉄は体内への吸収率が低いため、鉄の吸収を促す「ビタミンC」と合わせて摂るのがおすすめです。(※1,5)

マグネシウム

無調整豆乳100gあたりには、マグネシウムが25mg含まれています。

マグネシウムは、カルシウムと同様に骨の形成に必要なミネラルです。さらに、神経情報の伝達や血圧の調整にも関わっています。

豆乳のカルシウム量は牛乳より少ないですが、マグネシウムが含まれているため、骨の健康維持に役立ちますよ。(※1,6)

イソフラボン

豆乳には、ポリフェノールの一種であるイソフラボンが含まれています。大豆の種類や製造方法によって含有量は異なり、豆乳100gあたりのイソフラボン量は7.6~59.4mgと差があります。

イソフラボンの分子の構造は女性ホルモンのエストロゲンに近く、その作用も似ています。エストロゲンは骨を丈夫にする作用がありますが、閉経後は分泌量が不足し、骨がもろくなるおそれが。

イソフラボンはエストロゲンの代わりとして、骨の健康維持に役立つことが期待できます。(※4,7)
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
この記事に関するキーワード

編集部のおすすめ