ライター : 相羽 舞

管理栄養士

オーツミルクとはどんな飲み物?

オーツミルクは、「オーツ麦」を原料とした植物性ミルクです。植物性ミルクの人気が高まり、店頭で見かけることも増えましたよね。そのまま飲むのはもちろん、牛乳や豆乳と同じように、料理やスイーツ作りにも使いやすいすっきりとした味わいが特徴です。(※1)

オーツミルクの栄養と効果効能

※画像はイメージです

栄養と効果効能

  1. 皮膚や髪の材料になる「たんぱく質」
  2. 丈夫な骨や歯を作る「カルシウム」
  3. 脂質の代謝を助ける「ビタミンB2」
  4. カルシウムの吸収を促す「ビタミンD」
  5. 血糖値の上昇を抑える「β-グルカン」

皮膚や髪の材料になる「たんぱく質」

細胞を構成する主要成分として、生きていくうえで欠かせないたんぱく質。筋肉や臓器をはじめ、皮膚や髪、ホルモン、酵素などの成分となる重要な栄養素です。オーツミルクには、100mlあたり0.2gのたんぱく質が含まれていますよ。

たんぱく質は一度にたくさん摂っても、利用しきれない分は排出されてしまいます。そのため、小分けにして摂るのがポイントです。(※1,2,3)

丈夫な骨や歯を作る「カルシウム」

カルシウムは骨や歯を作る必須のミネラル。オーツミルクには、100mlあたり120mgのカルシウムが含まれています。

成長期の子どもは骨量が増加する時期なので、カルシウムをしっかりと摂りましょう。また、男性は50代から、女性は閉経後から骨量が減少していきます。健康な骨を維持するために、どの年代でも意識して摂取したい栄養素です。(※1,4)

脂質の代謝を助ける「ビタミンB2」

エネルギー代謝にかかわるビタミンB2は、特に脂質の代謝を助けるビタミンです。オーツミルクには、100mlあたり0.21mg含まれています。

皮膚や粘膜などの細胞の再生にもかかわり、発育促進にも欠かせません。エネルギー消費量が多いスポーツをする人や、脂質を多く摂る人は積極的に摂りましょう。(※1,5)

カルシウムの吸収を促す「ビタミンD」

ビタミンDは、カルシウムの吸収を高め、骨の成長を促すビタミンです。オーツミルクには、100mlあたり0.75μg含まれていますよ。

ビタミンDは、紫外線に当たることで生成されますが、UV対策の徹底や、夜型のライフスタイルなどによって不足傾向であるといわれています。意識して食事から摂り入れられるとよいですね。(※1,6)
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