ライター : dressing

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晩酌にうってつけ! 絶品おつまみレシピを、人気店シェフが伝授

JRまたは東京メトロ飯田橋駅のほど近く、路地裏のスタイリッシュな店『Le Ginglet(ル ジャングレ)』は、うまい酒とうまい肴を求める客でいっぱい。某フレンチの人気店で副料理長をしていた有沢貴司シェフが、より心ゆくまで食事とお酒を楽しめる飲食店を求め、”ワンランク上の居酒屋”として開店しました。 「ご家庭でも短時間で簡単にできるレシピをご紹介します。このから揚げ、僕も花見や野外イベントなどに持っていく料理なんですよ。」 揚げたてはもちろん、時間がたってもやわらかでジューシーに仕上がるレシピです。さっそく作ってみましょう。

有沢シェフから紹介いただくのは「塩味の鶏のから揚げ」

「唐揚げは、揚げたときに醤油の焦げた味がしてしまうところが苦手。でも、唐揚げ自体は大好きなので、醤油を使わず、鰹節で風味付けをするオリジナルのレシピを考えました」と話す有沢シェフ。 肉にまとわせた鰹節のアミノ酸が、肉のおいしさをぐっと引き出してくれます。 ビールやレモンサワーにぴったりのおつまみです。

プロの味に近づく、3つの秘訣

次の「3つの秘訣」でおいしさアップ。省くことなく、実践しましょう。
【その1】肉の重さを揃える から揚げにベストな肉の重さは40g前後。揚げるときにぎゅっと丸めて同じような形状にすると、均一な揚げ上がりになります。
【その2】油はかぶるくらいの量を 家庭では油を少量に抑えがちですが、おいしく仕上げるためにはたっぷりの油が絶対条件! 鶏肉がかぶるくらいの量で、一気に揚げましょう。
【その3】十分に油が温まってから揚げ始める どうせ温まるからと油の温度が低い状態から揚げ始めるのは厳禁。また、鶏肉の量が多ければ、油の温度が下がらないように数回に分けて揚げましょう。

材料(7個分)

・鶏モモ肉 … 約300g   ■下味 ・塩 … 6g弱(鶏肉に対して2%弱) ※精製塩でなく天然塩を使用。藻塩だとなお良い。 ・生姜 … 小さじ1 ・ニンニク… 小さじ1/2 ・酒 … 大さじ1 ・鰹節 … 7~10g  ※お好みで調整。花かつおや削りぶしなど、なんでもOK ■揚げ衣 ・片栗粉 … 適量(15g程度)

作り方(調理時間:約20分)

■下準備 ・材料を計量する。 ・生姜とニンニクはすりおろす。 準備完了。調理スタート!

<鶏肉のカットと下味>

① 鶏モモ肉は、計量しながら40g前後の大きさに切り分ける。
ポイント:・40gくらいの大きさが、ジューシーに仕上がり、衣ともバランスがよいサイズ。
② 塩をふり、生姜、ニンニク、酒を加えてよくもみ込む。調味料が均等に行きわたったら鰹節を入れて、さらに揉んだら、10分置いておく。
ポイント:・ここで必ず時間をおき、塩をした鶏肉から出る水分で、鰹節全体をしっとりとさせる(鰹節が乾いていると、揚げたときに焦げる原因となる)。

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