4. 揚げたてサクサクをソースで「串かつ」

たこ焼きに並ぶ人気の大阪グルメ「串かつ」。肉や魚介、うずら卵、野菜などを串に刺し、パン粉の衣をつけてカラッと揚げた料理です。実は発祥不明ですが、大阪では大正末期から昭和初期に、通天閣でおなじみの「新世界」で販売され始めたと言われています。

居酒屋スタイルの庶民的な店が多く、「揚げたてを “2度浸け禁止” のウスターソースで食べる」「ざく切りキャベツが無料で提供される」のが一般的です。人気店は、新世界の老舗「だるま」や「八重勝」。天満の「七福神」も、安くておいしいと評判です。

難波・日本橋の「六覺燈(ろくかくてい)」のように、ゆったりおしゃれに楽しむタイプの店もありますよ。

おすすめの店「元祖串かつ だるま 新世界総本店」【新世界】

串かつ各種 132円~(税込)
1929年創業の「元祖串かつ だるま」は、キタ・ミナミの繁華街やJR新大阪駅などに複数店舗を構える人気店。観光を兼ねて訪れるなら「通天閣」のおひざ元にある「新世界総本店」がおすすめです。

価格は単品で1本132円~とリーズナブル。セットなら「元祖串かつ(牛肉)」と「紅生姜」が入った「総本店セット(9本)」がイチ押しです。きめ細かな衣は、特製のウスターソースにドボンと浸けても味の絡みがほどよく、外はサクッ、中はもちっとした揚げたての食感を堪能できます。

串かつ以外では、牛すじ肉とこんにゃくをみそでじっくり煮込んだ「どて焼き」がおすすめ。大阪の居酒屋定番メニューです。濃厚な甘辛味で、お酒との相性が抜群ですよ。
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5. ボリュームたっぷりでジューシー「551蓬莱 豚まん」

1945年に難波で「蓬莱食堂」として創業し、京阪神の主要駅や百貨店に多くの店舗を構える「551蓬莱」の豚まんは、大阪グルメの代表格です。ふっくらもちもちの皮に豚肉と玉ねぎのジューシーなあんが絶妙で、ボリューム満点のおいしさ!

年間6,200万個が販売されている驚異的な人気商品でありながら、作りたてにこだわっており、各店舗で手包みし蒸し上げられています。生地は発酵の時間を計算してセントラルキッチンから店舗に配送されているため、皮のおいしさもピカイチです。

「551蓬莱のは食べたことがあるので、ほかの豚まんは?」という方におすすめなのが、同じく難波の「二見のぶたまん」。こちらもボリュームがあり、コアなファンがいるお店です。

おすすめの店「551蓬莱 戎橋本店」【難波】

豚まん2個入 380円(税込)
大阪ミナミの戎橋筋商店街にある「551蓬莱 戎橋本店」。1階で豚まんや焼売などが販売されており、2・3階のレストランでは蒸したての点心や中華料理がいただけます。

「豚まん」はもちろん、食べごたえ抜群の「焼売」や「甘酢団子」「中華ちまき」も、お出かけ帰りのお土産として地元では定番です。夏はレトロなパッケージの「アイスキャンデー」が人気。店舗販売ではこちら本店のみの「あんまん」、本店と梅田阪神店のみの「叉焼まん」は、知る人ぞ知る逸品です。

レストランは、「酢豚」や「天津飯」からコース料理まで、本格中華のメニューがたくさん。551蓬莱の人気点心が一度に味わえる、「551点心セット」もおすすめです。
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6. 喫茶店メニューの定番「ミックスジュース」

バナナにみかん、りんごなどのフルーツで作る「ミックスジュース」は、大阪の喫茶店メニューの定番。まろやかでさっぱりとした甘酸っぱさは、小さな子どもから大人までに愛される味です。

発祥は1948年創業の「千成屋珈琲」。新世界にある老舗喫茶店(2022.2現在休業中)ですが、天王寺の「センナリヤフルーツパーラー」でも味わうことができますよ。

ほかに有名なのが、阪神梅田駅構内のジューススタンド「元祖大阪 ミックスジュース」。1969年創業の名物ジューススタンドで、地元の通勤客に人気です。なみなみと注がれるミックスジュースをはじめ、数種類のフルーツジュースが170円~で楽しめます。

おすすめの店「センナリヤフルーツパーラー あべのハルカスダイニング」【天王寺】

ミックスジュースフロート 800円(税込)
「センナリヤフルーツパーラー」は、ミッックスジュース発祥の店「千成屋珈琲」の新ブランド。天王寺の超高層ビル「あべのハルカス」のレストラン街にあり、明るく見晴らしの良いテーブル席でパフェやオムライスなどの喫茶店メニューを堪能できます。

看板メニューの「ミックスジュース」は、ストローが立ったまま倒れないほど濃厚でありながら、さっぱり爽やかな味わい。ソフトクリームがのった「ミックスジュースフロート」や、フルーツがトッピングされた「ロイヤルミックスジュース」もありますよ。
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