白い灰の中でじっくりと火を通す

低温で長時間焼くとおいしい焼き芋を作れます。白い灰がしっかり出てきた「おき火」の温度はなんと約200度。まだ真っ赤に燃えている部分は少し避け、白い灰の部分にさつまいもを入れるのがポイントです。ゆるやかな温度上昇によって、より甘く仕上がりますよ。

20分程度で一度ひっくり返す

さつまいもを加熱して20分程度経ったら、一度上下をひっくり返して火の当たり具合のバラつきを調整します。その後、さらに20分加熱し上下を返しましょう。

ナイフか竹串で刺して火の通りを確認する

ナイフや包丁などの刃物か竹串をさつまいもに刺して、芋の中心部分までしっかり火が通っているかを確認しましょう。抵抗なく、すっと中まで突き刺すことができればできあがりです。

作り方

1.火を準備する

小枝と枯葉を燃やしているところ

Photo by 山形ゆかり

小枝と枯葉をしっかり燃やして灰とおき火(薪や炭などから炎が出ずに燃えている状態)を準備します。
小枝と枯葉を燃やして、灰とおき火にしたところ

Photo by 山形ゆかり

おき火ができたら約10分程度冷まします。

2.さつまいもを新聞紙とアルミホイルで巻く

さつまいもを濡れた新聞紙とアルミホイルで包むところ

Photo by 山形ゆかり

さつまいもをよく洗い、塩をたっぷりとまぶします。水で濡らした新聞紙でさつまいもを二重に巻きます。
濡れた新聞紙とアルミホイルで包んださつまいも

Photo by 山形ゆかり

さらにアルミホイルで包みます。

3.さつまいもを灰の中に入れる

さつまいもを灰の中に入れたところ

Photo by 山形ゆかり

さつまいもを熱くなった灰の中に入れます。上からも灰をかぶせ、さつまいも全体を埋めるように置きます。
灰の中のさつまいもの向きを変えているところ

Photo by 山形ゆかり

15~20分経ったら灰の中に入れたさつまいもを掘り出し、トングを使って向きを変えます。

4.やわらかく火が通ったらできあがり

さつまいもをナイフで割ってできあがりを確認しているところ

Photo by 山形ゆかり

さつまいもを灰に入れ、さらに20分待ちます。軍手と火ばさみを使ってさつまいもを取り出し、さつまいもの中心をナイフや竹串で刺して焼き加減を確認します。スッと通ったらできあがりです。

ダッチオーブンで焼く方法もおすすめ!

Photo by anrichiko

ダッチオーブンで焼く方法もおすすめです。時間はかかりますが、さつまいもにじんわり火が通るため本来の甘味がより引き立ちます。

ダッチオーブンに石焼き芋用の石を敷き詰めて、その上に洗ったさつまいもを並べ蓋をしてじっくり焼きましょう。さつまいもの大きさや火力によって異なりますが、表面にシワが出てきたら焼きあがりのサインです。竹串で刺して火の通り具合を確認しましょう。

よくある質問

焼き芋はアルミホイルだけでも作れますか?

作れます。香ばしい仕上がりの焼き芋が食べたいときにはアルミホイルだけで巻くのがおすすめです。ただし、少し焦げやすくなるので注意しましょう。

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