5. 官兵衛

豊岡駅にある「官兵衛」。とても立派な店構えですよね。玄関脇には製粉室があり、「毎日石臼でその日に使う分だけを自家製粉している」とメニューに説明書きがあります。そば粉は全て国産を使っており、職人さんが手打ちで提供しています。挽きたて・打ちたてに自信を持っているということがわかりますね。

皿そば

皿そばには、薬味として1本ものの本わさびと赤玉子が出されるのがこのお店の特徴です。素材に徹底してこだわっているようですよ。ほかの薬味は大根おろしと青ねぎがつきます。定番の5皿で1人前、追加は1皿単位で注文可能。

官兵衛そば(生粉打ち)

数量限定で、つなぎを使わない生粉打ち(そば粉100%)です。皿そばスタイルではなく、1人前がひとつのお皿に盛られ、薬味は本わさびと青ねぎのみとなります。ほのかに緑色がかっており、やや太めでつややか。豊かな香りを放ち、噛むとしっかりとした腰があります。茹で具合も丁度よく、これは「3たて」のすばらしいおそばですよ。

店舗情報

■店舗名 :官兵衛 ■最寄駅 :JR山陰本線豊岡駅 ■住所 :兵庫県豊岡市出石町八木68番地 ■電話番号:0796-52-3632 ■営業時間:10:00~16:30 ※蕎麦がなくなり次第終了 ■定休日:無休 ■参考URL:http://tabelog.com/hyogo/A2808/A280801/28006603/

6. 近又(きんまた)

「近又(きんまた)」という変わった屋号の由来は、江戸時代の慶長年間に近江の国より移住して「近江屋」という旅館業を営み、当主は代々又兵衛を襲名したところから明治初頭に屋号を「近又」と改めたそうです。

皿そば

こちらのお店は、おそばは皿そば1種類のみです。お料理はお酒のおつまみがいくつかあるだけというシンプルさ。そば粉は、玄そば(そばの実)をカラごと石臼で挽きぐるみにして粉にします。そばは熱に弱く、大手製粉工場のロール挽きという機械製法よりも石臼で低速回転で挽く方が発熱しにくいと言われています。
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