ライター : myan3

日本野菜ソムリエ協会認定野菜ソムリエ / フードアナリスト

「蒸しパスタ」でもっちり麺を楽しむ

日テレの長寿番組「所さんの目がテン」で紹介された「蒸しパスタ」を知っていますか?通常パスタはたっぷりのお湯で茹でますが、少量の水で茹でるだけで、高級パスタのようなもっちりとした麺になるんです。しかもフライパンで手軽に作れるのが嬉しいポイント。 ちょっとしたコツを知っていると、家庭で作る料理がお店で出されるような味に近づけられるんです。 さらに、蒸しパスタの調理法は、余計な水道代、電気やガス代も不要という家計にも嬉しいメリットがありますよ。おいしくなる上、節約にもなる一石二鳥の蒸しパスタ。覚えておきたい絶品レシピをご紹介します!

蒸しパスタについて

おいしいパスタとは?

パスタは、麺にモチモチした弾力とコシがあるとおいしくなります。そして、麺の表面にざらつきがあることで、ソースとの絡みがよくなります。蒸しパスタは、高い麺を買わなくても、普段使っている麺で、モチモチした食感、さらにソースとの絡みがよくなる高級パスタのようになります。

蒸しパスタがなぜ高級パスタのようになるのか

蒸しパスタは、麺の分量に対して、決まった水の分量で茹でます。沸騰したお湯に麺を入れ、水分がなくなった頃にできあがるのが蒸しパスタ。もっちりした弾力麺になるからくりは、茹で上がる頃には、水の中に溶け出したパスタのデンプンが、パスタの表面にくっついた状態になるため、もっちりした食感の弾力麺が生まれます。そして、ソースとの絡みもよくなりおいしいパスタになります。

蒸しパスタのメリット

大量のお湯は不要

蒸しパスタを作る時には、大量のお湯は要りません。麺が最後に茹で上がる必要量の水があればできます。たっぷりのお水を使わないことで、沸騰までの時間を短縮し、スマートに短時間で料理を仕上げられます。

塩も不要

通常、たっぷりのお湯で麺を茹でる場合、塩気を感じるくらいのお湯を使います。塩の分量は1Lのお湯に対して1%が基本。塩を入れる理由は、パスタの麺の中にあるグルテンのつながりをよくし、歯ごたえと食感を生み出すためです。また、パスタに下味をつけることで、具材やソースとの調和がとれ、口に含んだ時に一体感が生まれる麺になります。しかし、蒸しパスタであれば、もっちりとした弾力麺になり、ソースとの絡みもよくなるため、塩は不要なんです。

編集部のおすすめ