生地をオーブンに入れたら扉を開けない

加熱途中でオーブンの扉を開けると、焼き足りない状態の生地がすぐにしぼんでしまいます。生地がよく膨らんで焼き色がついた状態でも、表面がしっかり焼き固まっていない場合があるため要注意。生地全体を焼き切ってからオーブンの扉を開けるようにしましょう。

途中で表面が焦げそうであれば、焼き時間20分を経過してからオーブンの温度を170℃に下げてください。

ふっくら膨らんで絶品!シュークリームの作り方

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調理時間 60
*カスタードクリームを冷ます時間は含みません
ふっくら膨らむ基本のシュークリームの作り方です。濃厚なカスタードクリームとホイップクリームを混ぜてディプロマットクリームを作ります。さっくり軽い食感のシュー生地と、ふんわりとろとろなディプロマットクリームの相性が抜群ですよ。

シュー生地作りはスピード感が重要。材料や道具の準備をしっかりして、工程の流れとポイントを押さえてから作り始めましょう。

材料(8~10個)

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下準備

道具を用意してオーブンを予熱する

絞り袋、霧吹きスプレー、クッキングシートを敷いたオーブンの天板が並ぶテーブル

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・シュー生地を絞り出す袋に直径約1cmの丸口金をつけ、生地を流し込みやすいように高さのある容器(計量カップやコップ)に入れる ・霧吹きのボトルに水を入れる ・オーブンの天板にクッキングシートを敷き、直径4~5cmの型に薄力粉をはたいて目印をつける(省略可) ・オーブンを200℃に予熱する ※天板とクッキングシートは2枚分用意します。クッキングシートを敷かずに焼く場合は、天板に薄くバターを塗って薄力粉をはたいておきます。

作り方

1.薄力粉をふるい、バターと卵を室温に戻す

ふるった薄力粉と角切りのバター、溶き卵が並ぶ木製テーブル

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生地用とカスタードクリーム用の薄力粉は別々にふるっておきます。生地用のバターは1cm以下の小さい角切りにして室温に戻し、卵は室温に戻してよく溶きほぐしておきます。 ※室温に戻す時間の目安は、夏場は30分、冬場は1~2時間です。

2.カスタードクリームを作る

卵黄とグラニュー糖を混ぜた卵液に薄力粉を加えた様子

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卵黄とグラニュー糖を合わせて、すばやく泡だて器で白っぽくなるまで混ぜたら、薄力粉を加えてダマがなくなるまで混ぜます。 ※卵黄とグラニュー糖を合わせて時間をおくとダマになりやすいためすぐ混ぜます。
卵液に温めた牛乳を注ぎ入れる様子

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牛乳を鍋で火にかけて沸騰直前まで温めます。卵液が入っているボウルに3~4回に分けて加え、都度よく混ぜます。卵黄に火が入らないように、最初に加える牛乳は少なめにします。
カスタードクリームを鍋で炊く様子

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鍋に戻し入れ、中火にかけて混ぜながら炊きます。ヘラか泡だて器でたえずかき混ぜます。とろっとなめらかになり、鍋底から大きな気泡が出てきたら火を止めます。

3.カスタードクリームを冷ます

カスタードクリームを保存容器に入れてラップで表面を覆った様子

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ザルや濃し器でカスタードクリームをこし(省略可)、大きめの保存容器に広げて入れます。ラップで表面をぴったり覆い、保冷剤をのせて急速に冷やします。粗熱がとれたら冷蔵庫で1時間以上冷やします。

4.牛乳、水、バター、グラニュー糖、塩を沸騰させる

小鍋に牛乳、水、バター、グラニュー糖、塩を入れて火にかける様子

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牛乳、水、バター、グラニュー糖、塩を鍋に入れて中火にかけます。
小鍋に入れた牛乳、水、バター、グラニュー糖、塩を大きく沸騰させる様子

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バターが溶け切って表面が小さく沸騰してから数十秒待ち、吹きこぼれる寸前まで沸かして火を止めます。 ※バターが溶け切る前に沸騰しそうになる場合はすぐに火を止め、余熱でバターを溶かしてから再度火にかけてしっかり沸騰させます。

5.薄力粉を混ぜる

生地を小鍋の中で混ぜる様子

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火を止めて薄力粉を一気に加え、ヘラですばやく混ぜます。ヘラですりつぶすように混ぜてひとまとめにします。

6.火にかけて混ぜる

生地を火にかけて鍋底に薄い膜ができた様子

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鍋を弱めの中火にかけ、生地を鍋底全体に広げるように混ぜます。鍋底に生地が張り付いて薄い膜ができたらすぐに火から下します。加熱時間は1分から1分半前後が目安です。鍋底をこそぎながら混ぜると膜が確認できないため、鍋底はあまり擦らずに混ぜます。 ※フッ素加工されている鍋を使う場合は膜ができにくいため、膜ができなくても1分半ほど加熱したら火を止めてください。

7.溶き卵を少量ずつ混ぜる

生地に溶き卵を少量ずつ加える様子

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ボウルに生地を移し、溶き卵の1/4量を加えて混ぜます。溶き卵がなじんだら、残りの溶き卵を少量ずつ加えて混ぜます。溶き卵は全量加えず、生地の状態を確認しながらすばやく作業します。 ※最初に加える溶き卵の量は多め(1/4量ほど)にし、卵に火が通るのを防ぎます。
生地を小さく刻みながら溶き卵をなじませる様子

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生地と溶き卵はなじみにくいため、ヘラで生地を小さく刻むようにして混ぜます。一度にたくさん加えると混ざりにくいためご注意ください。

8.状態を確認しながら溶き卵を加える

ヘラから生地を落としてやわらかさを確認する様子

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生地にツヤが出てなめらかな状態になるまで、溶き卵を加えます。生地をまとめてヘラで持ち上げ、垂らすように落とします。すっと生地が切れるように落ち、ヘラに残っている生地が三角形になるやわらかさが目安です。
かたい生地とゆるい生地をヘラで持ち上げる様子

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かたすぎる生地の状態(左)は、ボソッとしていてツヤがありません。溶き卵を少量加えて調整します。ゆるすぎる生地の状態(右)は、生地が切れずに流れます。こうなると修正できないのでご注意ください。 ※ゆるい生地は焼くと横に広がるように膨らみますが、シュー生地自体はおいしいです。

9.絞り出してたっぷり霧吹きをする

生地をクッキングシートに絞り出し、霧吹きをたっぷりかけた様子

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絞り袋に生地を入れ、絞り口を天板から1cmほど離して固定させ、直径4~5cmに丸く絞ります。絞り終わりはくるっと口金を回転させて生地を切り、尖った先端を水か溶き卵で濡らした指先で押さえます。天板に水滴がつくくらいたっぷり霧吹きをします。 ※溶き卵が多めに余っている場合はすばやく生地表面に塗ります。

10.オーブンで焼く

焼き上がったシュー生地が並ぶオーブンの天板

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すぐにオーブンに入れ、190~200℃で25~30分焼きます。焼いている間はオーブンの扉を開けずに待ちます。途中で生地が焦げそうな場合は20分を過ぎてから温度を170℃に落としてください。

11.生クリームを立てる

生クリームをかための泡だてた様子

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生クリームとグラニュー糖をボウルに入れ、泡だて器でかために立てます。ボウルを逆さにしても落ちてこないかためのホイップクリームを作ります。 ※室温が高い夏場や氷水に当てながら作業してください。

12.ディプロマットクリームを作る

カスタードクリームを泡だて器でほぐす様子

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冷ましてぷりっと固まったカスタードクリームを、泡だて器で切るようにほぐします。
カスタードクリームにホイップクリームを混ぜる様子

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ホイップクリームの1/3量を加えて泡だて器でしっかり混ぜます。均一に混ざったらヘラに持ち替え、残りのホイップクリームを2回に分けて加え、都度切るようにさっくり混ぜます。

13.シュー生地に詰める

シュー生地の底からディプロマットクリームを詰める様子

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粗熱がとれたシュー生地の裏側に箸で穴を開け、ディプロマットクリームを絞り袋に入れ、穴からたっぷり詰めます。お好みで粉砂糖(分量外)をかけて完成です。 ※シュー生地の上部を包丁で切り、絞り袋やスプーンでディプロマットクリームを詰める方法もあります。

よくある質問

バターを使わず植物油でも作れますか?

シュー生地に使うバターは同量の植物油で代用可能です。あっさり軽い食感のシュー生地になります。

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