ライター : Raico

製菓衛生師 / スイーツ&フードアナリスト / フードライター

香港発祥スイーツ「九龍球(クーロンキュウ)」

香港が発祥とされる「九龍球(クーロンキュウ)」は、見た目がビー玉のような球体のスイーツです。丸い寒天やゼリーにフルーツや食用花を入れることで、キラキラと透き通ってきれいな仕上がりに。そのまま食べるのはもちろん、シロップやサイダーに絡めると、みずみずしさが口の中に広がります。見ても食べてもおいしく、器に盛り付けるだけでカラフルな見た目が写真映えすると人気を集めていますよ。

作り方は簡単!九龍球の基本レシピ

Photo by Raico

調理時間 20
*※冷蔵庫で冷やし固める時間は含みません
寒天で固める、基本の九龍球の作り方です。寒天液はレモン果汁の風味を付けて、さっぱりと仕上げます。中に入れるフルーツは、お好きなものを使えばOK。ガラスの器に盛り付けると、涼やかに見えますよ。

材料(1~2人分)

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  • 粉寒天 小さじ2杯(2g)
  • 300cc
  • レモン果汁 小さじ1杯
  • 砂糖 20g
  • お好みのフルーツ(缶詰でも可) 適量
  • サイダー 適量
  • ミント(あれば) 適量

コツ・ポイント

  1. 粉寒天は沸騰した状態で2分ほど加熱し、しっかりと煮溶かすのが大切です。加熱が足らないと固まりにくくなるので、注意しましょう。
  2. 寒天は酸に弱いため、レモン果汁を加えて寒天と一緒に煮てしまうと、固まりにくくなります。先に寒天液を作ってから、レモン果汁を混ぜるようにしてください。
  3. 寒天は常温(40~50℃)で固まる性質があります。作業に時間がかかると途中で固まってしまうことがあるため、手早くおこなってください。製氷皿に流す前に寒天液が固まってしまったら、少し温めてから流すとよいでしょう。

作り方

1.フルーツを準備する

白い皿にカットして盛られたいちご、キウイフルーツ、パイナップル、みかん

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フルーツを製氷皿に入る大きさに、それぞれカットします。

2.寒天液を作る

鍋の中を泡立て器でかき混ぜる様子

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鍋に水と粉寒天を入れて中火にかけます。沸騰したら弱火にし、2分間泡立て器で混ぜながらしっかりと溶かします。
鍋にレモン果汁を加える様子

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火を止めて砂糖とレモン果汁を加え、粗熱がとれるまで冷まします。

3.製氷器に寒天液を流して固める

下側の製氷皿に寒天液とフルーツを入れた様子

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下側の製氷皿の表面を軽く濡らし、2を少し注ぎ入れます。1を詰めてさらに上から2を注ぎます。
製氷機のふたを閉める様子

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下側の製氷皿からあふれるくらいいっぱいに注いだら、ふた(上側の製氷皿)をゆっくりはめ込みます。すき間やふたの小さい穴から余分な寒天液が少しこぼれたらOKです。バットの上でおこなうとよいでしょう。冷蔵庫に2時間ほど入れて、冷やし固めます。

4.器に盛り付ける

製氷皿のふたを外した様子

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ふたをはずし、傷つけないよう手を濡らしてやさしく九龍球を取り出し、器に盛ります。
ガラス製の器2つに盛られた九龍球

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サイダーを注ぎ入れ、ミントを飾ったらできあがりです。

九龍球のカラフルスイーツで涼をとろう

見た目が可愛いらしく、食後のデザートに出されたら、とてもテンション上がりますよね。お客さんが来たときのおもてなしにもピッタリ♪ ゼリーベースの味を変えてみたり、味付けをシンプルにして黒蜜で食べたりと、和にも洋にも作り方次第で変幻自在です。

簡単なので、ぜひ自分好みの九龍球を作ってみてくださいね。
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