ライター : 長曽我部 真未

管理栄養士

納豆のたんぱく質量は多い?

納豆1パックのたんぱく質量

重量たんぱく質量
納豆1パック/50g8.3g
(※1,2)
納豆1パック(50g)あたりのたんぱく質量は8.3gです。

「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、18歳以上女性のたんぱく質の推定平均必要量は40g。納豆1パック(50g)で約20%を摂取することができます。(※3)

ほかの大豆製品と比べると

たんぱく質量
納豆16.5g
木綿豆腐7.0g
厚揚げ10.7g
がんもどき15.3g
(※1,4,5,6)
納豆に含まれるたんぱく質が多いのか、ほかの大豆製品と100gあたりで比較してみましょう。すべて大豆から作られる食材ですが、製法が違えばたんぱく質の含有量も異なります。このなかで一番たんぱく質が多いのは納豆です。

木綿豆腐と比べると、約10gもの差があります。納豆は大豆製品のなかでも、たんぱく質含有量がトップクラスであることがよくわかりますね。

ほかのたんぱく質源と比べると

たんぱく質量
納豆16.5g
12.2g
プレーンヨーグルト(無糖)3.6g
鶏もも肉(皮つき)16.6g
豚ロース肉(脂身つき)19.3g
生鮭22.3g
(※1,7,8,9,10,11)
ほかのたんぱく質源と100gあたりで比べてみると、納豆は卵やプレーンヨーグルト(無糖)よりはたんぱく質量が多く、肉や魚よりもやや少ないことがわかります。

納豆は比較的たんぱく質量が多く、鶏もも肉(皮つき)や豚ロース肉(脂身つき)と比べて、カロリーや脂質が低いのが魅力です。

一日に必要なたんぱく質は納豆だけで補える?

「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、たんぱく質の推定平均必要量は18歳以上の男性で50g、女性で40gです。納豆だけでたんぱく質を補おうとすると、一日に男性で303g(約6パック)以上、女性で242g(約5パック)以上摂取する必要があります。

納豆だけで必要なたんぱく質量を補うのはむずかしいため、肉や魚などほかのたんぱく質源を組み合わせましょう。(※1,2,3)

納豆のたんぱく質を効率よく摂るコツ

コツ

  1. 朝に食べる
  2. こまめに食べる
  3. 動物性たんぱく質と組み合わせる
  4. ビタミンB6やCと一緒に摂る
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