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原因いろいろ。牡蠣にあたる理由
ひと言で「牡蠣にあたる」といっても、その原因はさまざま。なかでも主な原因となるのが、以下の通りです。
・ノロウイルス
・腸炎ビブリオ
・貝毒
・アレルギー
牡蠣にあたる人のなかでもっとも多いのが、ノロウイルス。また、牡蠣を食べると毎回あたるという人は、アレルギーの可能性を疑う必要があります。(※1,2,3,4,5,6)
・ノロウイルス
・腸炎ビブリオ
・貝毒
・アレルギー
牡蠣にあたる人のなかでもっとも多いのが、ノロウイルス。また、牡蠣を食べると毎回あたるという人は、アレルギーの可能性を疑う必要があります。(※1,2,3,4,5,6)
竹内先生:
「以前、ほかの貝を食べたときにアレルギー反応がでた方は、牡蠣の摂取に注意が必要です。
また、牡蠣の摂取後に繰り返す嘔吐や下痢や強い腹痛を認めた場合は、食中毒を疑うので医療機関への受診が必要になります」(※7,8,9)
「以前、ほかの貝を食べたときにアレルギー反応がでた方は、牡蠣の摂取に注意が必要です。
また、牡蠣の摂取後に繰り返す嘔吐や下痢や強い腹痛を認めた場合は、食中毒を疑うので医療機関への受診が必要になります」(※7,8,9)
何日後?牡蠣にあたるまでの時間と症状
ノロウイルスの場合
ノロウイルスの潜伏期間は24〜48時間ほど。それを過ぎると、いきなり症状が出る場合が多いです。腹部の痛みや不快感ののち、嘔吐や下痢といった症状が見られます。大人の場合、症状はおよそ1〜2日で治りますが、それから数日間~1ヶ月ほど便の中にウイルスが存在していることがあるので注意が必要。
また、症状が出ている間に欠かしてはならないのが、水分補給です。ウイルスをなるべく早く外に出すため嘔吐や下痢は仕方のないことなのですが、その際に水分も一緒に出てしまいます。そのままだと脱水症状を引き起こしてしまうため、水分補給は欠かさないようにしましょう。(※1,2)
また、症状が出ている間に欠かしてはならないのが、水分補給です。ウイルスをなるべく早く外に出すため嘔吐や下痢は仕方のないことなのですが、その際に水分も一緒に出てしまいます。そのままだと脱水症状を引き起こしてしまうため、水分補給は欠かさないようにしましょう。(※1,2)
腸炎ビブリオの場合
腸炎ビブリオの潜伏期間は8~24時間(短くて2~3時間)。主な症状は激しい腹痛や下痢であり、吐き気や嘔吐を伴うこともあります。刺身や寿司などが主な原因となり、生の魚介類を置いたまな板から間接的にうつることがあるので気をつけましょう。(※3)
貝毒の場合
貝はプランクトンをエサとしていますが、なかには有毒なプランクトンも存在しており、貝が有害プランクトンを含んだ状態で私たちが口にすると、貝毒にかかってしまいます。
種類によって潜伏期間や症状はさまざまで、下痢や嘔吐などの症状が3日ほど続くものから、麻痺性の毒により死亡に至るケースも。基本的に貝毒は加熱調理をしても残ります。そのため、定期的に生産者や都道府県が検査をして、貝毒が検出された海域からは出荷をしないようにし、貝毒による食中毒を防いでいます。(※4)
種類によって潜伏期間や症状はさまざまで、下痢や嘔吐などの症状が3日ほど続くものから、麻痺性の毒により死亡に至るケースも。基本的に貝毒は加熱調理をしても残ります。そのため、定期的に生産者や都道府県が検査をして、貝毒が検出された海域からは出荷をしないようにし、貝毒による食中毒を防いでいます。(※4)
アレルギーの場合
牡蠣アレルギーの人が食べてしまった場合、食後数時間以内に激しい下痢や嘔吐などの症状が出ます。なかには、意識障害や心肺停止といった、命にかかわるアナフィラキシーショックを起こす場合も。牡蠣アレルギーを持っているかどうか、あらかじめ知っておくことが大切です。(※5,6)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。