紅茶ポリフェノール

紅茶に含まれるポリフェノールは、紅茶の色や渋みのある味わいのもととなる成分で、抗酸化作用があります。

緑茶に含まれるカテキンも同じポリフェノールですが、紅茶に含まれているポリフェノールはカテキンに比べて成分や構造が複雑。そのため、さらにどのようなはたらきがあるか研究が進んでいるようです。(※5)

タンニン

紅茶100mlあたりにタンニンは0.10g含まれています。

タンニンは紅茶の色や渋み、コクにとても関係がある成分です。肌を引き締める作用や下痢対策、皮膚を保護する作用がありますよ。紅茶以外にも、赤ワインや渋柿、栗の皮に多く含まれています。(※2,6)

カフェイン

紅茶100mlあたりにカフェインは0.03g含まれています。

コーヒーに含まれていることでよく知られていますが、紅茶にも含まれています。集中力を高める、運動能力を向上させる、眠気覚ましや利尿作用が期待できる成分です。

通常の食生活で摂取する量では安全ですが、過剰に摂取するのは健康に害を及ぼす可能性があります。(※2,7,8)

ダイエット中に紅茶のカロリーを気にするべき?

砂糖や牛乳を加えない紅茶(ストレート)の場合は、低カロリーなので、ダイエット中でも安心して飲めますよ。

紅茶には、血糖値の上昇を抑えるはたらきがあります。そのため、ダイエット中はお菓子を食べるときに紅茶を一緒に飲むのがおすすめです。また、脂肪のを体内に吸収することを抑える作用があるので、ダイエット中に適した飲み物ですよ。(※9)

妊婦の人は紅茶の飲み過ぎに要注意

紅茶にはカフェインが含まれているので、妊婦の人は注意が必要です。WHOの発表では妊婦は胎児への健康リスクを抑えるために、習慣的なカフェインの摂取を一日に300mg以下に抑えるようにとされています。

妊娠中とはいえ、カフェインをまったくとってはいけないというわけではありませんが、紅茶をはじめとしたカフェインが含まれる飲料は飲みすぎないように気をつけましょう。(※10)

紅茶はストレートがおすすめ

紅茶自体は低カロリー・低糖質な飲み物ですが、砂糖や牛乳を入れることでカロリーや糖質量が上がってしまいます。そのため、ダイエット中はストレートティーがおすすめですよ。どうしても砂糖や牛乳を入れたいときは、少量を心がけましょう。

また、紅茶は血糖値の上昇や脂質の吸収を抑えるはたらきがあり、ダイエット中に適した飲み物です。お菓子を食べたくなったら、ぜひ紅茶を取り入れてみましょう。

カフェインを含む飲み物なので、妊婦の人は摂取量に気を付けてくださいね。
※紅茶をはじめとする飲料のカロリー計算に関して、厳密には1ml=1gではありませんが、換算の差がごく少数のため、当サイトでは1ml=1gとして算出しています。
【参考文献】
(2021/01/31参照)
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ