ライター : 千葉英里

フードライター・フォトグラファー

鎌倉の人気お土産「クルミッ子」のさまざまな魅力

鎌倉のお土産としてはずせない、人気の銘菓「クルミッ子」。製造・販売をする鎌倉紅谷(べにや)では、クルミッ子をコンセプトにしたドリンクやスイーツ、グッズなどを次々と生み出しています。

この記事では、クルミッ子のおいしさの秘密から、話題のフードメニューやグッズ、鎌倉紅谷の4店舗までを取材しました。

Photo by 鎌倉紅谷

クルミッ子はクルミがぎっしりと詰まった自家製キャラメルを、バターが練り込まれた生地でサンドしたお菓子。キャラメルやクルミの香ばしい風味とコクが口いっぱいに広がる、上品な甘さの銘菓です。

すべて手しごと!クルミッ子の工程と鎌倉紅谷について

Photo by 鎌倉紅谷

驚くことに、なんとクルミッ子は基本的に職人が手しごと。簡単に工程を説明します。

1. 上下の生地の原材料を配合しこねたあと、生地を均一に薄くのばす
2. 自家製キャラメルは甘さとほろ苦さが絶妙な加減になるよう煮詰め、クルミを加えてよく絡ませる
3. 生地でキャメルとクルミをサンドして、オーブンでちょうど良いところまで焼きあげる
4. オーブンから出したら保管庫でひと晩寝かせ、完成形にカットしてできあがり

クルミッ子の味や焼き加減など、クオリティを均等に保って作るには、相当な職人技が必要なのです。

Photo by 鎌倉紅谷

鎌倉紅谷は、1954年に創業。東京・神楽坂にあった和菓子舗紅谷で働いていた職人2名が独立し、1956年に合資会社紅谷となりました。

鎌倉紅谷のお菓子の特徴は、鎌倉の地にふさわしい和と洋を融合した華やかさ。昭和から今日まで、クルミッ子と共にお客から愛されるお店へと発展し続けています。

クルミッ子はどこで買える? 本店と神奈川・東京の支店情報

クルミッ子のラインアップは、全部で3種類。5個入り(税込724円)、8個入り(税込1,166円)、16個入り(税込2,333円)です。

鎌倉市内に3店の直営店(八幡宮前本店、雪ノ下店、常盤店)があり、神奈川県内では、ほかに6ヶ所(幸浦店、横浜髙島屋店、テラスモール湘南店、ラゾーナ川崎店、ららぽーと横浜店、KURUMICCO FACTORY)で買うことができます。

また、東京では六本木ヒルズ店、大丸東京店で販売されています。※2021年2月19日(金)より湘南深沢店がオープン予定です。

この記事では、そのうちの直営3店とクルミッコファクトリーを紹介します。

八幡宮境内入口の鳥居近く「八幡宮前本店」

Photo by 鎌倉紅谷

鎌倉駅の東口より徒歩7分。鎌倉八幡宮に向かって歩き、境内入口の鳥居のすぐ近くに本店があります。創業もここからスタートしました。

Photo by 鎌倉紅谷

本店1階では、クルミッ子をはじめ豊富な商品を販売。鎌倉紅谷の全店でナンバーワンの品ぞろえです。本店限定商品や、クルミッ子のパッケージに描かれているキャラクター「リスくん」のグッズも。

 そんな本店で人気の売れ筋商品BEST3を紹介します。

【3位】神奈川県の指定銘菓に選ばれたラスク仕立ての焼き菓子「あじさい」

Photo by 鎌倉紅谷

8枚入り 1,188円(税込)
パウンドケーキに練乳ソースを染み込ませ、じっくり乾燥させて作るラスク仕立てのお菓

子です。上に散りばめたアーモンドがあじさいの花のように見えることから命名されまし

た。ザクっとした歯応えが特徴的で、甘すぎない上品な味わいです。

【2位】本店限定のかわいいクッキー「プティ・パケ」

Photo by 鎌倉紅谷

2,160円(税込)
本店でしか買うことができない、ミニサイズのかわいいクッキーやサブレを詰め合わせた商品。「本店2階のカフェで過ごすひとときを、自宅でも楽しめるように」というコンセプトで作られています。
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