ライター : ☆ゴン

電動コーヒーミルのタイプは大きく分けて3種類

一般的で価格がリーズナブル!プロペラ式

電動コーヒーミルのなかでもっともポピュラーで、価格が一番お手頃なのがこのタイプです。プロペラ状の2枚刃を高速回転させ、豆を粉砕するミキサーのように単純な構造。手入れがしやすい初心者向けのミルで、挽き具合は撹拌時間の長さで調整します。

シンプルな挽き方だけに、中細挽き以上の細かい粒度にはなりにくく、粒の均一性にも欠けるのが難点です。そのため淹れたコーヒーに雑味を感じやすいとされています。

味わいにこだわるなら!臼式・コニカル式

上下に重ねた円盤状の刃を回転させて、臼で挽くようにコーヒー豆をすりつぶすのを臼式、またはフラットカッター式と呼びます。プロペラ式よりも細かく挽けるのが一番の魅力です。

さらに細かく挽ける精度の高いものに、コニカル式(コーン式)があります。ミルの中央にある円錐(コーン)状の刃を回転させて、ミル内側の壁との間で豆を切り刻む構造。中級者から上級者向けの挽き方とされます。

どちらも粒の均一性が高いことから、味わい深いコーヒーを飲めると人気。価格はプロペラ式、臼式、コニカル式の順に高くなります。

電動コーヒーミルを選ぶときのポイント

一度に挽ける豆の量をチェックして選ぼう

プロペラ式ミルで一度に挽ける豆の量は、50~60gの製品がほとんど。約10gの豆でコーヒー1杯が目安なので、5~6杯分ほど挽くことができます。臼式とコニカル式は100g前後のものが多く、10杯分を挽くことができる計算です。

ひとり暮らしや夫婦ふたりならプロペラ式。大勢で飲む機会が多い家庭では、臼式やコニカル式をおすすめします。

挽き具合(粒度)をどれだけ調整できるか

コーヒーは豆の挽き具合によって味わいが変わるため、好みの粒度に挽くことができるミルタイプを選ぶようにしましょう。

苦みが少なく酸味が強い粗挽きや、バランスのいい味わいの中挽きはプロペラ式で十分です。苦みとコクを強調した細挽きや、苦みの強いエスプレッソ向きの極細挽きなどは、臼式やコニカル式をおすすめします。
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