ライター : Raico

製菓衛生師 / スイーツ&フードアナリスト / フードライター

何が違うの?ハンドミキサーとブレンダーの違い

ハンドミキサーは、ホイップクリームやメレンゲなどを作るときに、生クリームや卵に空気を含ませながら泡立てるために使う道具です。一方でブレンダー(ハンドブレンダー)は、先端に付いた回転刃で食材を粉砕し、混ぜるために使います。

ハンドミキサーが泡立てるためだけに使うのに対し、ブレンダーはアタッチメントを付け替えることで、細かく刻んだりつぶしたり混ぜたり、泡立てたりすることもでき、複数の用途に対応することが可能。

そのためハンドミキサーは比較的安価で2,000円程度から買えますが、ブレンダーは汎用性が高いぶん、機能が少ないものでも3,000円台からと、比較的価格が高い傾向にあります。

ハンドミキサーの選び方

片手で持って使いやすい操作性

片手で持って使うハンドミキサーは、操作性のよさがポイントです。自分の手とフィットしていて安定感があること、回転数の切り替えボタンが使いやすいこと、数分持ち上げて使っても手や腕が疲れにくいことをチェックしましょう。

一見パワーがあるもののほうがよさそうに感じますが、重量が重くてサイズが大きかったり、モーター音が騒音のように気になったりして、使い勝手が悪い場合も。本体の重量と回転数との兼ね合いを見ることが大切です。商品によっては、モーターが焦げているような匂いがするものもあるため、注意が必要。

またハンドミキサーは平均的なサイズをもとに作られていますが、手の小さい人向けの商品もあります。手に取って確かめられればベストですが、商品の情報をチェックして、自分が実際に使いやすいかどうかを見極めることが大切です。

速度切り替えが3段階以上あるか

お菓子作りで使う場合は、速度の切り替えが3段階以上あるものを選びましょう。ホイップクリームやメレンゲは、低速・中速・高速に切り替えて泡立てることで、なめらかで均一な状態に仕上がります。また回転速度を切り替えるボタンやレバーは、操作しやすいものを選びましょう。

逆にあまりお菓子作りに使わない場合は、ハンドミキサーではなくブレンダーでいい場合も。泡立て器のアタッチメントが付いたブレンダーなら一台で済んでしまう、というメリットがあります。

お手入れや保管のしやすさ

ハンドミキサーは、機種によってビーターの形や素材、太さが違います。ビーターの素材は一般的にステンレス製のものが多いですが、ボウルが傷つきにくい樹脂製のタイプも。いずれの素材もシンプルな形状のほうがお手入れがしやすく、清潔な状態を保つことができるでしょう。

そしてビーターが外すことができて、かつ外しやすいタイプがおすすめ。ビーターが外せないとモーター部分やコードが水に濡れて故障の原因になりやすいため、避けたほうが無難です。

また現在は収納ケースがセットになった商品も増え、コードをケースに入れて収納でき、保管に考慮したタイプがたくさん。頻繁に使う方は便利ですよ。

以上の点に加えて、消費電力や本体価格、使う頻度を考慮しつつ、自分に合ったハンドミキサーを選んでみてくださいね。

私の愛用品♪ パナソニック「MK-H4」

ITEM

パナソニック ハンドミキサー MK-H4

¥4,591〜

サイズ:8.5×20.5×18.5cm 重量:1.1kg 消費電力:80W 速度調節:3段切り替え カラー:ホワイト

※2021年2月16日時点 価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。
職場でも家庭でも、老舗の家電ブランド「パナソニック」のハンドミキサーを長年愛用しています。シンプルな設計で馬力があるのに操作がしやすく、3段階の速度調整が可能。立て置くことができ、コードが長めなためコンセントの位置が遠くても使用できます。近年のモデルは収納ケース付きで、片付けやすいところも魅力です。
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