ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

八女茶を使った新感覚スイーツをレビュー!

Photo by muccinpurin

2020年9月9日(水)、「BRANCHÉ CHOCOLAT(ブランシェ・ショコラ)」から、八女茶を使った新感覚スイーツ「抹茶のカレ・オ・ショコラ」が発売されました。

「本質的によいものを広めていきたい」というコンセプトのもとに生まれたスイーツブランド、ブランシェ・ショコラの、テリーヌよりも濃厚で生チョコよりもなめらかな発売間もないスイーツをいただきました。

元スガラボシェフ!薬師神氏のプロデュース

この度、抹茶のカレ・オ・ショコラを生み出したのは、東京・神谷町に店を構える予約困難と噂のレストラン「SUGALABO(スガラボ)」を立ち上げ、シェフとして腕を振るった過去をもつ薬師神 陸シェフです。2019年に独立したのち、日本で唯一のカリナリープロデューサーという肩書で活躍中。

2020年秋には虎ノ門ヒルズに食のインキュベーション施設の開業を予定している、旬のシェフです。

抹茶のカレ・オ・ショコラ

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「抹茶のカレ・オ・ショコラ(GIFT BOX)」4,980円(税別) 「抹茶のカレ・オ・ショコラ(ECO BOX)」3,980円(税別)
まず目を引くのは、高級感あふれる深緑色のパッケージ。パッケージが汚れないよう、しっかりとビニールにくるまれて届きます。

抹茶のカレ・オ・ショコラのためだけにデザインされたパッケージは、マット加工に金箔で箔押しされており、まるでジュエリーボックスのようなラグジュアリー感すら漂います。

写真のGIFT BOXのほかにもECO BOXタイプも用意されていますが、こちらもかなりしっかりとしたパッケージ。ご自宅用やエコに配慮した方へのギフトにはECO BOXもおすすめですよ。

こだわり素材と計算されたフォルム

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テリーヌよりも濃厚で、生チョコよりもなめらかと呼ばれるカレ・オ・ショコラ。日本のよい素材だけを集め、風味、食感、素材、デザインすべてに気を配り生まれた究極のスイーツと言えます。

キューブ型にも意味があり、どの角度からでも写真に収めやすいという理由から。「食べる前に記念の一枚」が定番の現代を意識して作られているようです。

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真上から撮影してもご覧の通り、キューブ型はどこから撮影しても抜かりない美しさです。

選ばれし八女茶を使用

全国茶品評会の産地賞を受賞した八女茶を使用し、試作と試食を幾度となく繰り返し、50種類以上のレシピを試した結果、茶葉本来の味を最大限引き出した現在のレシピが採用されました。深い緑がとても美しく、吸い込まれてしまいそうです。

こっくり濃厚。ほどよい渋み

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カットしてみると、抹茶の色合いが何とも美しく、芸術品のよう。とても濃厚でずっしりと重たい生地なので、ナイフを温めてるときれいに切ることができますよ。(まな板の上でカットしています)

日本棚田百選にも選ばれたという環境を生かした特別なかぶせ製法で栽培された八女茶は、色合いの美しさはもちろん、香りが別格です。食べる前から視覚と嗅覚ですでに心を満たしてくれます。

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フォークを入れるとずっしりと重く、食べる前からその濃厚さがうかがえます。実際に口に含むと、想像よりもずっと軽くスッと口のなかで儚くほどけていく様にまた驚き。まさに “テリーヌよりも濃厚で、生チョコよりもなめらかな” という表現がぴったりです。

これだけ濃厚なのに軽やかさも兼ね備えているのは、抹茶本来の上品な香りとほどよい渋みのなせる業なのでしょうか。生クリームと煮詰めたミルク、さらに福岡県産の梅酒を隠し味に使っているそうで、全体にまとまりを感じます。

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抹茶のカレ・オ・ショコラ本体はもちろん、土台に使われた八女茶を使ったパン・ド・ジェンヌもしっかりと力強く、しっとり食感で八女茶の風味を主張。マジパンと卵をたっぷり使ったパン・ド・ジェンヌ生地はとてもリッチで、ケーキ全体に高級感と食べ応えをプラスしています。

抹茶のカレ・オ・ショコラの表面を覆うクラムのほろほろ感もまた心地よく、見た目のマット感も高級感を演出しているようでした。
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