そういや、小分け袋やゴミ袋はどうしてるの?

レジ袋有料化にともない、エコバッグを活用する方が増えてきていると思います。オーストリアでは、2021年からプラスチック製のバッグを販売することがすべての小売店で禁止になるんです。これは2018年の10月の会議で決まっていたそう。

バイオプラスチック製が浸透

Photo by Rina Sonoda

2020年現在のオーストリアでは、プラスチック製のポリ袋よりも環境にやさしいトウモロコシやジャガイモ、サトウキビなどを原料とするバイオプラスチックが一般的になっています。

ゴミ袋も100%リサイクル可能なプラスチックやバイオプラスチック製が当たり前。これらは、CO2の排出量や温室効果ガスを削減できるので、環境の観点から従来のプラスチックよりも優れているといわれています。

トウモロコシを使ったポリ袋は、パンの保存にも使える!

Photo by Rina Sonoda

スーパーの野菜売り場に置いてある小分け用の袋は、再生紙を使った紙袋やトウモロコシやジャガイモ、サトウキビなどを原料とするバイオプラスチックのポリ袋が置いてあります。

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ここで、オーストリア人の夫から教えてもらった豆知識をご紹介。トウモロコシから作られたポリ袋は、パンの保存にも最適なんです。

私の家では、毎日パンを食べます。大きなオーストリアパンは食べる分だけカットしたら、次の日、また次の日に食べるのなんて当たり前。残ったパンはトウモロコシから作られたポリ袋に入れて、直射日光の当たらないところに保存しておくと、カチカチに乾燥することなく1週間ほどやわらかい食感をキープできるのです。

じつは日本でも購入できる

バイオプラスチックのポリ袋は、楽天市場やAmazonなどのオンラインショップでも購入できます。小分け袋やゴミ袋も環境にやさしいものへ変えたい人は、ぜひ挑戦してみてください。

脱プラスチック意識で、環境にやさしいマインドを

日本でもレジ袋の有料化がはじまり、地球やサステナビリティについて考える機会が増えた人も多いかと思います。自分のライフスタイルを見直すきっかけになったのではないでしょうか。

実際、私も日本ではプラスチックの袋を当たり前のようにもらっていたけど、いざエコバッグを持ち歩きはじめたら必要がないことに気付きました。そして、自分がエコバッグを使うことで、少しでも地球や環境にやさしくできればいいなと思うように。

できることを少しずつ。まずはエコバッグを忘れることなく、身近なことから環境に配慮した生活を心がけていきましょう。
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