おすすめのやり方

一般的なやり方以外にも、食事前や間食時に昆布茶を摂り入れるのもおすすめです。昆布茶に多く含まれている食物繊維のはたらきにより、空腹感が和らぐので、早食いや食べ過ぎを防ぐことができます。

また、食物繊維を摂取してから食事を摂ることは、血糖値の急上昇を抑える作用があり、インスリンの過剰分泌による脂肪の蓄積を抑えることにもつながるので、ダイエットに役立つ可能性があります。

しかし、ダイエットの基本は健康的な身体を作ること。基本となる食事を昆布茶だけで済ませるのはやめましょう。ダイエットに良いからといって、大量に飲むということも栄養バランス上好ましくありません。適量を守って摂り入れるようにしましょう。(※3,8)

昆布茶ダイエットの注意点

市販品は塩分に注意

市販の昆布茶は手軽で便利ですが、実は塩分が大変多いので注意が必要です。市販の粉末状昆布茶の場合、1回分は2gが目安なのですが、その中には1.0gもの塩分が含まれています。

成人の一日あたりの塩分摂取量は男性7.5g未満、女性6.5g未満が望ましいとされていることを踏まえると、いかに市販の昆布茶に含まれる塩分が多いのかがわかりますね。

市販の昆布茶を使って昆布茶ダイエットを考えている場合には、塩分の摂り過ぎにならないよう注意しましょう。(※6,7,9)

効果をすぐに求めない

昆布茶はあくまでも食品なので、薬のような即効性はありません。毎日コツコツと飲み続けることで、少しずつ変化が目に見えてくるものです。焦らずじっくりと取り組むようにしましょう。

ダイエットにおすすめ!手作り昆布茶のレシピ

梅塩を使う昆布茶です。細く切った昆布に湯を注ぎ、梅塩を入れるだけというお手軽なレシピ♪ 市販の昆布茶は手軽であるものの塩分の多さが気になるところ。しかし、手作りであれば自分で塩分量が調整できるのでおすすめです。

梅の酸味成分であるクエン酸は、三大栄養素の代謝回路を活性化させるため、摂取することでエネルギー代謝が向上するとされています。梅のやさしい酸味がダイエットに役立つのはうれしいですね♪(※10)

昆布茶ダイエットは正しい方法でコツコツと!

昆布に含まれる栄養成分や旨味成分のはたらきによって、脂肪燃焼や脂肪蓄積の抑制、食べ過ぎの防止、むくみ解消などが期待されている昆布茶ダイエット。間食時や食前の飲み物として取り入れることで適度な満足感が得られるので、食べ過ぎや早食いなど太りやすい食習慣の防止にもつながります。

しかし、ダイエットに使う昆布茶は塩分量に注意が必要。市販品を使う場合には、塩分控えめのものや塩分無添加の昆布だしなどがおすすめですよ。

どのようなダイエット方法でも、規則正しい食事や運動を基本として、毎日コツコツと継続することが成功のカギ。昆布茶ダイエットをおこなう際には、正しい方法を守りながら、無理のない範囲で取り組むようにしてください。
【参考文献】
※6 日本食品成分表2020 七訂|医歯薬出版株式会社
(2020/09/16参照)
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