ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

人気のお菓子がアイスになった!

Photo by muccinpurin

ブルボンの人気商品お菓子化シリーズ「ガトーレーズンアイス」が北陸・信越地方限定で発売されました。

「ルマンド」「ロアンヌ」に続き、ブルボンのお菓子がアイスになるのはこれで3度目となりますが、どのアイスもお菓子の再現度が高く、元のお菓子を越えるクオリティのものばかり。

SNSでの評判は…

発売約1カ月と間もないながら、「ラムレーズン好きにはたまらない……!」「上だけじゃなく底にもクッキーが敷いてあるのがニクイ」など、すでにガトーレーズンの魅力にはまる人続出。

なかには「北陸地域限定発売か……」とがっかりする人の声も。

再現度150%!「ガトーレーズンアイス」

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「ガトーレーズンアイス」185円(希望小売価格/税別)
ブルボンのお菓子がアイスになるのは、2016年に発売された「ルマンドアイス」を皮切りに、2020年5月から北陸・信越地域限定で発売された「ロアンヌアイス」に続き、第3弾となります。

過去の2作も、発売当初は北陸・信越限定での発売。というのも、ブルボンの本社が新潟にあるため、こうしてまずは地元で発売されることが多いようです。ルマンドアイスが発売された当時関東に住んでいた筆者は、北陸・信越地域を羨ましく思ったものでした。

ガトーレーズンって?

ガトーレーズンアイスのベースになっているガトーレーズンとは、1998年に発売されて以来、長く愛されているブルボンの定番商品。

ミルクの風味が豊かな軽い口どけのホイップクリームに、ラム酒にじっくりと漬け込んだレーズンを散りばめ、クッキーにサンドした手の込んだひと品で、しっとりとした素朴な味わいが人気です。

筆者はレーズンが大好きな子どもだったのですが、母親がひとりでこっそりガトーレーズンを食べているのを見て、「なぜ自分は食べられないのか」と泣いたと大人になってから聞きました。昔から食いしん坊だったもので……。当時はまだ小さかったのでラムレーズンが食べられませんでしたが、大人になってからは過去の反動か、今は思う存分大人買いしています。

ラム香る大人の味

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袋から取り出すと、プラスチックのトレーに入ったガトーレーズンアイスが登場。ガトーレーズンパッケージを思わせるフィルムは、高級感たっぷりですね。

袋のなかでさらにトレーに入っていることで、アイスとしてはかなり厳重な包装。もうこの時点で特別感が漂います。

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フィルムをはがしてガトーレーズンアイスにご対面……!トップにはガトーレーズンでおなじみのあのクッキーが浮かんでいます。

いつも食べているあのクッキーがアイスに浮かんでいるのは不思議な気分ですが、アイスの香りもガトーレーズンそのものなので安心しました。

底に隠れたクッキーで食べ応え抜群

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アイス部分をすくってみると、濃厚なラムの香りがふわり。アイスのベースはミルク系であえてそこまで濃くないようですが、そのおかげでラムの風味がしっかりと生きています。冷凍庫から出したばかりでもスッとスプーンが入るちょうどいい固さで、とても食べやすい印象です。

ラムレーズン系のお菓子やアイスは冬に発売されることが多いのですが、ガトーレーズンアイスはちょうどいいさっぱり感で、暑い夏にも食べたくなりますね。

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そして、レーズンと並ぶガトーレーズンの主役といえばクッキー。サクサクでもカリカリでもない、あえてしっとりさせたソフトクッキーがクリームやレーズンとなじんでおいしいんですよね。

ガトーレーズンアイスには、トップと底に2枚のクッキーを使っているので、まるでガトーレーズンを食べているような気分になります。絶妙なソフト食感は健在で、アイスとの馴染みもばっちり。

ガトーレーズンがサンドタイプのお菓子なので、アイスに変化したとたんカップに入っているのがやや意外でしたが、アイスのやわらかさと夏の気温での溶けやすさを考えると、このスタイルの方が安心して食べられそうです。
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