ライター : china0515

フードアナリスト2級

ここ最近、アイスの実食べました?

Photo by china0515

江崎グリコの「アイスの実」といえば、老若男女に愛される国民的アイス。みなさんも一度は食べたことがあるのではないでしょうか?

なんとこのアイスの実、じつはとんでもなく進化を遂げているのだとか……!10年以上、もしくは久しくアイスの実を食べていないという方、筆者もその1人だったのですがその進化に驚かれると思いますよ。

知られざるアイスの実の実態

Photo by china0515

江崎グリコは「アイスの実」について老若男女20,000人に大規模調査を実施!

アンケート対象者のうち70%が「食べたことがある」と答え、「知っている」と答えた人は87%もいることがわかりました。1986(昭和61)年に発売され、現在も大人気アイスということもあり、調査対象のほぼ9割が認知していて、7割が食べたことのあるアイスということになりますね。

「アイスの実を食べたことがある」と答えた14,080人に、最後に食べたのはいつか聞くと「1年以内」と答えた人が約半数いました。ところが、「5年以上食べていない」と「覚えていない」と答えた人を含めると3割もいる結果に!

「シャーベット」「固い」イメージは古い!?

「アイスの実を知っている」と答えた17,390人へ、アイスの実のイメージを聞くと「シャーベット」という意見が圧倒的に多く、「固い食感」と答えた人も半数以上。今これを読んでいるみなさんも、じつは同じことを思っていませんか?

以上の結果的には、「アイスの実」の認知度は高いものの、いまでも “シャーベット” のイメージが強く、現在のアイスの実とはかけ離れていることがわかったのです……!

10年以上ぶりに食べた人たちの証言

Photo by 江崎グリコ

江崎グリコはさらなる検証を進行。「アイスの実を最後に食べたのが10年以上前」と答えた60人を対象に、現代版の「アイスの実 濃いぶどう」を試食してもらいました。

すると、試食したほぼ全員が、昔と比べて「おいしくなっている」 「本格感がある」「果汁たっぷりの味わいがある」と大絶賛。「とろけるような食感だと思う」と答えた人も多く、昔の固いイメージを持った人はいなかったようです。

「また食べたい」と感じた方が93.3%もいたそう!

昔の配合で再現された “復刻版” と現在のアイスの実を比較!

Photo by china0515

現代版:左、復刻版:右
今回、特別にグリコに現存している一番古い配合表で再現された「復刻版アイスの実」を入手!大きさ、見ためなどについて検証していきます。

復刻版と現代版を比べてみると、色が全然違うのが一目瞭然!現代版の方がより濃い紫色をしています。

大きさは大体同じくらいですね。味やいかに……?

昔の配合を再現!復刻版を食べてみると…

Photo by china0515

実際に復刻版を食べてみると、第一印象はやはりちょっと固いかも……。10年以上食べていなかった筆者は、「そうそう、このイメージ!」と思いました。

断面を見てみると外側は厚めにコーティングされているのがわかります。

シャリシャリ食感が強く、氷アイスという印象。フルーツの風味はあるのですが、ぶどうの濃厚さや果実感が少ないイメージです。冷たさがダイレクトにくるので、歯がキーンとしてしまいました。
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