ライター : 椛嶋 貴子

管理栄養士

バジルの栄養や効能効果について

栄養と効果

  1. 粘膜や皮膚を正常に保つ「β-カロテン」
  2. 強い抗酸化作用を持つ「ビタミンE」
  3. 骨や血管の健康維持に役立つ「ビタミンK」
  4. 塩分の排出を促す「カリウム」
  5. 歯や骨の主成分「カルシウム」
  6. 貧血対策に役立つ「鉄分」

粘膜や皮膚を正常に保つ「β-カロテン」

バジル100gあたり、6,300μgのβ-カロテンが含まれています。

β-カロテンは、抗酸化力を持つカロテノイドの一種。粘膜や皮膚、免疫機能を正常に保つはたらきをします。体内では、必要に応じてビタミンAに変換されますよ。(※1,2)

強い抗酸化作用を持つ「ビタミンE」

バジル100gあたり、3.5mgのビタミンEが含まれています。

ビタミンEには抗酸化作用があり、体内の脂質酸化を抑制します。体内の細胞膜の酸化や、血液中LDLコレステロールの酸化などの活性酸素による影響から体を守ります。(※1,3)

骨や血管の健康維持に役立つ「ビタミンK」

バジル100gあたり、440μgのビタミンKが含まれています。

ビタミンKは、血液凝固因子の生成を活性化させるため、止血に関与します。また、骨や血管の健康維持にも役立ちます。骨にあるたんぱく質に作用し、骨形成を促すはたらきがありますよ。(※1,4)

塩分の排出を促す「カリウム」

バジル100gあたり、420mgのカリウムが含まれています。カリウムはナトリウムと共に細胞の浸透圧を維持するほか、体内の水分保持において重要な役割を果たしている栄養素です。

腎臓でのナトリウム再吸収を抑制し、尿中への排出を促進するため、塩分の摂り過ぎが気になる方はしっかり摂りましょう。そのほか、心臓や筋肉機能の調節などさまざまな作用がありますよ。(※1,5)

歯や骨の主成分「カルシウム」

バジル100gあたり、240mgのカルシウムが含まれています。

カルシウムは歯や骨の主成分です。骨形成に関わるほか、筋肉の収縮や神経のはたらきにも関与していますよ。不足すると歯や骨が弱くなるほか、子どもでは骨の発育に影響を及ぼすとされています。(※1,6)
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