ライター : 長曽我部 真未

管理栄養士

秋刀魚の栄養や効果効能について

秋刀魚の栄養

  1. 筋肉や臓器の構成成分である「たんぱく質」
  2. 体内で合成できない必須脂肪酸「DHA・EPA」
  3. 貧血対策に役立つ「鉄」
  4. 骨や歯の構成成分である「カルシウム」
  5. 皮膚や目の粘膜の健康維持に役立つ「ビタミンA」
  6. アミノ酸や脂肪酸の代謝に関わる「ビタミンB12」
  7. 丈夫な骨づくりをサポートする「ビタミンD」

筋肉や臓器の構成成分である「たんぱく質」

秋刀魚100gあたりに含まれるたんぱく質は、18.1gです。たんぱく質は筋肉や臓器などの構成成分であり、酵素やホルモン、免疫物質としてもさまざまな役割を担っています。

不足すると免疫力や体力が低下してしまうおそれがあるため、毎食欠かさず摂取したい栄養素です。(※1,2)

体内で合成できない必須脂肪酸「DHA・EPA」

秋刀魚に豊富に含まれるDHA・EPA。DHAは免疫反応の調整、脂肪燃焼の促進などにはたらくほか、記憶力や言語能力によい影響を与えると言われています。

EPAは血管や血液を健康に保つのに役立つ栄養素です。これらの脂肪酸は体内で合成できない必須脂肪酸なので、食事から積極的に摂るように心がけましょう。(※3,4)

貧血対策に役立つ「鉄」

秋刀魚100gあたりに含まれる鉄は、1.4mgです。鉄はヘモグロビンの構成成分として酸素運搬を担っており、貧血対策に役立ちます。

秋刀魚のように動物性食物に含まれる鉄は「ヘム鉄」と呼ばれ、野菜などに含まれる非ヘム鉄よりも吸収されやすいのが特徴です。(※1,5)

骨や歯の構成成分である「カルシウム」

秋刀魚100gあたりに含まれるカルシウムは、28mgです。カルシウムは骨や歯の構成成分であるほか、筋肉収縮や神経興奮の抑制、血液凝固作用の促進などに関わっています。

令和元年の国民栄養・健康調査によると、カルシウムの摂取量は推奨量に比べて不足しているため、日常的に摂取できるように気を付けましょう。(※1,6)

皮膚や目の粘膜の健康維持に役立つ「ビタミンA」

秋刀魚100gあたりに含まれるビタミンAは、16μgです。

ビタミンAは、目や皮膚の粘膜の健康維持や抵抗力を強くするのに役立ちます。油に溶けやすい性質のため、炒めたり揚げたりする調理法がおすすめです。(※1,7)
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