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ウッカリカサゴとはどんな魚のこと?
ウッカリ普通のカサゴと間違えた!
ウッカリカサゴは、普通のカサゴと同じだと勘違いされていた魚です。各地沿岸に広く分布し、水深の浅い岩礁域や消波ブロックの陰など、狭いエリアに生息しているのがカサゴ。沖合の水深100m近い場所に生息するカサゴもいたのですが、長らく同種と考えられていました。
しかし1970年代後半に、深場にいるカサゴが新種であることを外国人研究者が発表。その後日本の著名な魚類学者が和名をつける際、「うっかりして普通のカサゴとの違いに気付かなかった」として、ウッカリカサゴと命名したという逸話が有名です。
しかし1970年代後半に、深場にいるカサゴが新種であることを外国人研究者が発表。その後日本の著名な魚類学者が和名をつける際、「うっかりして普通のカサゴとの違いに気付かなかった」として、ウッカリカサゴと命名したという逸話が有名です。
ウッカリカサゴと普通のカサゴとの違い
分類学上は同属ながら種類が違う
カサゴ目メバル科カサゴ属の魚は、長らく沿岸近くにいるカサゴと、少し離れた岩礁域に生息するアヤメカサゴの2種類だけと思われていました。しかし沖合30~100mほどの深場にいるウッカリカサゴが別種だとわかり、現在は3種類に分類。
この3種の魚はどれもよく似ていて、特にカサゴとウッカリカサゴは、パッと見ただけではほとんど区別できません。漁師や釣り人はおろか、学者さえも見分けがつかなかったというのもうなずけますね。
この3種の魚はどれもよく似ていて、特にカサゴとウッカリカサゴは、パッと見ただけではほとんど区別できません。漁師や釣り人はおろか、学者さえも見分けがつかなかったというのもうなずけますね。
両種を判別する形態的な相違点
生息域の違いとともに、両種を見分けるポイントが体長。カサゴの成魚は平均で25cmほどで、大きいものでも30cmまでです。一方のウッカリカサゴは平均で40cm前後、大きいものでは50cmを超えるものもあるとされます。
また胸ビレの筋が18本のカサゴに対して、ウッカリカサゴは19本あるのも特徴のひとつ。体色や斑紋にもわずかな違いがあるとされますが、どちらも生息水深が深いものは赤く、浅いものは茶褐色と、色や模様での区別はむずかしいようです。
また胸ビレの筋が18本のカサゴに対して、ウッカリカサゴは19本あるのも特徴のひとつ。体色や斑紋にもわずかな違いがあるとされますが、どちらも生息水深が深いものは赤く、浅いものは茶褐色と、色や模様での区別はむずかしいようです。
ウッカリカサゴのおいしい食べ方5選
1. 甘めの醤油ダレで煮付けると美味!
締まった白身のカサゴと比べて、ウッカリカサゴの身はやや水っぽいのが特徴です。白身のおいしさを堪能するなら、甘めの醤油ダレと生姜が効いた濃いめの煮付けが最適。お酒の代わりに甘酒を入れるといい照りが出ますよ♪
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