ライター : マカロニメイトニュース

本日のゲストは……?

Photo by @kissyomurice

オムライス研究所 所長 きっしいさん
本日のゲストは、オムライス歴50年という経歴を持つオムラー中のオムラー きっしい さん。日本初のオムライス本『きっしいのオムライス大好き!』を出版するほどのオムライス好き。今回は きっしい さんにオムライスの魅力をたっぷり語っていただきました。

思わず黄色いグッズを手にしてしまうきっしいさんのオムライスの世界。

オムライスの偏愛歴を教えてください。

「オムライス歴50年です」

オムライスを好きになったきっかけを教えてください。

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『ケチャップオムライス』/オムライスのひまわり@横浜・綱島
「小学生の頃、デパートの大食堂で目撃した、黄色と赤色のコントラストの食べ物に魅了されました。それがオムライスとの出会いでした。ちょうどテレビのカラー放送が始まった頃で、“カラーな食べもの” という印象でした」

オムライスにもさまざまな種類がありますが、どのようなオムライスが一番好みですか。

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『オムライス』/たいめいけん@東京・日本橋
「昭和生まれの私は、ご飯をタマゴで包んでケチャップをかけた正統派が、一番好きです。もちろん、ふわとろもデミも食べます。

私は、24年間オムライスの記録をホームページに載せています。そのオムデータによると、お店で提供する24年前のオムライスは “正統派(クレープ状のタマゴに包まれた昔ながらのオムライス)” が主流でしたが、現在はふわとろ派が主流なのがわかります。

オム本を書くときに『正統派とふわとろ派どっちが好きですか?』というアンケートを実施したのですが、30代以上は正統派、20代以下はふわとろ派が主流という結果が出ました」

オムライスを食べるときに着目するポイントはなんですか。

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『チキンオムライス』/長屋オムライス@大阪・北新地
「まずは、見た目の美しさ。黄色と赤色のコントラストだったり、木の葉型のオムライスの形が描く “曲線の美しさ” です。色的にも形的にも、オムライスは女性という気がします。オムライス姫ですね。

次に、ご飯。オムライス好きの人は2つに分類できて、タマゴ好き派とご飯好き派。今時はタマゴ好き派が7割ほどですが、私はご飯好き派です。炒めたてのケチャップライスの香りと味が好きです。

厨房が見える店で、フライパンでケチャップライスをあおっているコックさんの姿と音も大好きです。もちろんタマゴで包むところも。なので、自ら希望して、カウンター席に座らせてもらいます」

まわりの人よりも「自分ってオムライスが本当に好きだな」と思ったエピソードを教えてください。

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『とろ湯葉オムライス』/おむらはうす@京都・出町柳
「いくつかあります。私が立ち上げた『きっしいのオムライス大好き!?』というホームページに、今まで食べたオムライスの記録を24年間載せていて、1489オム、845店* をホームページに記録していることや黄色いグッズ、黄色い服はよく買っていますね。でもあんまりないのです(笑)。

また、新しい商業施設ができると、オムライスを提供する店があるかどうか調べに行きます。最近の東京の新しい商業施設は、オムライスがあまり無くて残念です。旅行に行った時も、旅先で飲食店にオムライスあるかどうか探します。京都とか大阪とかは、喫茶店のオムライス文化なので、けっこう見つかります」

*2020年4月10日現在
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

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