ライター : macaroni 編集部

深刻な買いだめ問題…

新型コロナウイルス感染拡大防止のため「緊急事態宣言」が発令され、7都道府県に外出自粛要請が出されました。暫定での期間は2020年4月7日から5月6日まで。

感染拡大を防ぐためには仕方のないことですが、ウイルスと同じぐらい怖いのが、情報に惑わされ、自分のことしか考えずに過剰な行動をとってしまうこと。

自粛に備えた必要以上の買いだめ行為がそのひとつです。

今後の生活が不透明とはいえ、その買い物、本当にいま必要ですか……?

スーパーやドラッグストアは営業!供給がなくなることはない

Photo by 消費者庁

自粛要請の発表以来、スーパーではレジにできる長蛇の列や極度の品薄状態が多く見られます。十分な食料があるにもかかわらず、「みんな買ってるから……」「棚の商品がなくなっているのを見て、念のため」という理由で、必要以上に買いだめしている人も少なくないようです。

この動きをみて、消費者庁や全国スーパーマーケット協会はTwitterで、生活に必要なお米や牛乳、そのほかの物資の供給はこれまで通り行われていることを伝えています。

物流はこれまで通り!行列するのはやめて

災害時とは異なり、物流にも影響がないいま、コンビニやスーパー、ドラッグストアにはこれまで通り商品が入荷します。

テレビの報道、SNSで「食品が手に入らなくなる」「○○スーパーにはもう何も売ってない!」などの情報を見ると、不安になる気持ちもわかります。とはいえ、そのような情報に流されて買い占めした結果、品薄状態になり負のスパイラルに陥りかねません。

しかも、必要以上に長蛇の列ができることで、私たちがいまもっとも避けなくてはならない多くの人との密集になりつつあることを忘れていませんか?

買い物時はここに注意しましょう!

Photo by 消費者庁

買い物をするときは、いままで以上に注意が必要です。買い物の際には咳エチケットを心がけ、買い物の前後には手洗い・うがい・消毒をしましょう。混雑を避けるため、大勢で押しかけずに買い物をする最少人数で行動するのもポイントです。

さらに、開店直後や夕方など、買い物客が多いピーク時間を外すことで、多くの人との接触を回避できます。ひとりひとりのちょっとした心がけで感染リスクが減り、スーパー側もスムーズに営業することができます。いまこそ、ちょっとした思いやりを心がけていきましょう。

従業員の方への思いやりも忘れずに♪

従業員の方も感染リスクをおしてお店を営業しています。問い合わせが多いものや品切れに関しては、店頭や売り場に張り紙やボードで案内されているお店もあります。不用意な質問で店員さんの仕事の手を止めないよう、協力することも大切です。

また、スマートフォンやICカードを使ったキャッシュレス決済も有効です。硬貨や紙幣を介した感染リスクを減らすだけでなく、スムーズなやりとりでレジの混雑を防ぐことにもつながります。

情報はしっかりと見極めよう!

根拠のない商品には注意!

Photo by 消費者庁

目に見えない、未知のウイルスに対する不安から、いつもなら信じないような情報や広告を鵜呑みにしてしまうことも多くなっています。「コロナウイルスの防止になる」といった誤情報に信じないようにしてください。

現時点で、健康食品やアロマオイル、光触媒スプレー等について、新型コロナウイルスへの効果は認められていません

根拠のない情報はしっかりと精査し、流されないように注意していきたいですね。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ