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本日のゲストは……?
裁縫歴40年以上!ふみさんのフェルトデリの世界。
いつからフェルトデリを作るようになりましたか。
フェルトデリを作るようになったきっかけを教えてください。
フェルトを始めたのは小学生の頃。あまりに昔で、きっかけはよく覚えていないのですが最初に作ったのは“柿”でした。近所の公園から木の枝を拾ってきてフェルトの柿の実をくくりつけ、子供なりにリアルに作れたことに満足していました」
そのことが作品集『felt deli』出版のきっかけになりました。私の人生にとって、とても大きな出来事でした」
ITEM
フェルトで作るロンドンの小さなおかず屋さん (felt deli)
¥1,528 ※2020年03月26日時点 価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。
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フェルトデリの魅力について教えてください。
それから、なんと言ってもフェルト細工の一番の魅力は自由なところ! 作り方になんの決まりもないのです。わがままな私にとても向いているのだと思います」
お料理に合う小皿や小鍋などの小道具を探す陶器屋さんめぐりも、楽しみのひとつです。気に入ったお皿から、新しい作品のインスピレーションを得ることも多いです。盛り付けるお皿や食材の組み合わせでガラリと印象が変わるし、お皿が作品を引き立ててくれることも…!
時間があれば一日中おままごとをしていたいくらいです。幾つになってもおままごとは楽しいですね!」
数ある作品の中でも一番のお気に入りは?
ベスト・オブ・フェルトデリを教えてください。
青魚をフェルトで表現するのはとても難しくて、魚はあまり作っていなかったのですが……。さまざまな色のフェルトを重ねたり並べたりして色合わせをし、試行錯誤するうちに私なりの表現方法を見つけました。新しい表現方法の発見となった作品でもあります。久しぶりに満足のいく仕上がりになったと思っています」
本物の料理に見えるよう、工夫している点を教えてください。
多少本物と違う色であっても、隣り合うフェルトの色の相性を優先しています。実際の色を選んでもおいしそうに見えないこともあるのです。そして、彩りを綺麗に見せるために本物の色より少し鮮やかな色を選んでいます」
もうお気づきでしょうが、私の作品はあまりリアルではありません。少し“デフォルメされたリアル”を目指しています。型紙はとても平面的でシンプル。できるだけ縫うところを減らしてボンドを多用する。カット面を活かす。だからどなたにでも簡単に作れるのです。フェルトと刺繍糸とボンドと綿。これだけで作ります」
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