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本日のゲストは……?
本日のゲストは、まるで本物の料理かのような “フェルトデリ” を生み出し続けるふみさん。フェルト独自の質感に惚れたふみさんにフェルトデリの魅力をたっぷり語っていただきました。
裁縫歴40年以上!ふみさんのフェルトデリの世界。
いつからフェルトデリを作るようになりましたか。
「私が縫い物を始めたのは幼稚園時代。もう半世紀以上も前のことです」
フェルトデリを作るようになったきっかけを教えてください。
「和裁、洋裁、編み物となんでもこなす祖母の影響が大きいですね。美しい布を器用に縫い上げていく祖母の真似がしたくて、ハギレを貰っては見よう見まねでチクチクしていたことを覚えています。
フェルトを始めたのは小学生の頃。あまりに昔で、きっかけはよく覚えていないのですが最初に作ったのは“柿”でした。近所の公園から木の枝を拾ってきてフェルトの柿の実をくくりつけ、子供なりにリアルに作れたことに満足していました」
フェルトを始めたのは小学生の頃。あまりに昔で、きっかけはよく覚えていないのですが最初に作ったのは“柿”でした。近所の公園から木の枝を拾ってきてフェルトの柿の実をくくりつけ、子供なりにリアルに作れたことに満足していました」
「本格的におままごとを作り出したのは高校生の頃。ハンバーガーやケーキ、アイスクリームなどを作っていました。作り出すと夢中になって徹夜することも……。そして、お弁当やお惣菜を作るようになったのは娘が生まれてからです。今のような作風になったのは3年前、孫が生まれてから。インスタに投稿を始めたのもこの頃です。
そのことが作品集『felt deli』出版のきっかけになりました。私の人生にとって、とても大きな出来事でした」
ITEM
フェルトで作るロンドンの小さなおかず屋さん (felt deli)
¥1,528〜
※2020年4月23日時点
価格は表示された日付のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、Amazon.co.jpおよびrakuten.co.jpおよびshopping.yahoo.co.jpで正確かつ最新の情報をご確認ください。
フェルトデリの魅力について教えてください。
「フェルトデリの魅力はフェルトそのものにあるように思います。フェルトの柔らかい手触りは作りながらとても癒されます。美しく優しい色合いに心が洗われます。ずっとフェルトを見ていたい……。触っていたい……。この気持ちが作品作りの原動力になっているのです。
それから、なんと言ってもフェルト細工の一番の魅力は自由なところ! 作り方になんの決まりもないのです。わがままな私にとても向いているのだと思います」
それから、なんと言ってもフェルト細工の一番の魅力は自由なところ! 作り方になんの決まりもないのです。わがままな私にとても向いているのだと思います」
「さらに、フェルトデリは作る過程ももちろん楽しいのですが、できあがった食材を盛り付ける時が最もワクワクします!食材に合うお皿を選んだり盛り付け方を工夫したり……。至福の時です。
お料理に合う小皿や小鍋などの小道具を探す陶器屋さんめぐりも、楽しみのひとつです。気に入ったお皿から、新しい作品のインスピレーションを得ることも多いです。盛り付けるお皿や食材の組み合わせでガラリと印象が変わるし、お皿が作品を引き立ててくれることも…!
時間があれば一日中おままごとをしていたいくらいです。幾つになってもおままごとは楽しいですね!」
お料理に合う小皿や小鍋などの小道具を探す陶器屋さんめぐりも、楽しみのひとつです。気に入ったお皿から、新しい作品のインスピレーションを得ることも多いです。盛り付けるお皿や食材の組み合わせでガラリと印象が変わるし、お皿が作品を引き立ててくれることも…!
時間があれば一日中おままごとをしていたいくらいです。幾つになってもおままごとは楽しいですね!」
数ある作品の中でも一番のお気に入りは?
ベスト・オブ・フェルトデリを教えてください。
「そうですね……。むずかしい質問ですが、強いて言えば『秋刀魚のマリネ』でしょうか。
青魚をフェルトで表現するのはとても難しくて、魚はあまり作っていなかったのですが……。さまざまな色のフェルトを重ねたり並べたりして色合わせをし、試行錯誤するうちに私なりの表現方法を見つけました。新しい表現方法の発見となった作品でもあります。久しぶりに満足のいく仕上がりになったと思っています」
青魚をフェルトで表現するのはとても難しくて、魚はあまり作っていなかったのですが……。さまざまな色のフェルトを重ねたり並べたりして色合わせをし、試行錯誤するうちに私なりの表現方法を見つけました。新しい表現方法の発見となった作品でもあります。久しぶりに満足のいく仕上がりになったと思っています」
本物の料理に見えるよう、工夫している点を教えてください。
「作りたい食材を決めたら、フェルトの色選びをします。もっとも大切にしているのは、フェルトの“色合わせ”。全体の色のトーンを揃えるように心がけています。作り始める前にフェルトを並べて色合いが合うか確認します。
多少本物と違う色であっても、隣り合うフェルトの色の相性を優先しています。実際の色を選んでもおいしそうに見えないこともあるのです。そして、彩りを綺麗に見せるために本物の色より少し鮮やかな色を選んでいます」
「フェルトの色の種類は限られていて、混ぜることもできません。足りない色は刺繍糸で表現しています。そしてフェルトの柔らかい風合いを活かすために着色はしません。
もうお気づきでしょうが、私の作品はあまりリアルではありません。少し“デフォルメされたリアル”を目指しています。型紙はとても平面的でシンプル。できるだけ縫うところを減らしてボンドを多用する。カット面を活かす。だからどなたにでも簡単に作れるのです。フェルトと刺繍糸とボンドと綿。これだけで作ります」
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