ライター : ビール芸人 岡田諒

ビール芸人

父の日に贈るビールの選び方

なにもわからずにプレゼントするというのは不安だと思うので、少しビールについて知っていただけたらと思います!

ビールの種類

ひと口に「ビール」と言っても、世界には100種類以上ものスタイルが存在するんです。全部は紹介しきれないので、プレゼントで選びやすいものだけをご紹介します。お父さんがより楽しんで飲めるように、そして心のこもったプレゼントになるように、ぜひ参考にしてくださいね。

ピルスナー

Photo by ビール芸人 岡田諒

このスタイルは、日本の大手メーカーがもっとも多く作っていて、黄金色、弾けるような泡が特徴のいわゆる「ビール」です。起源は1842年、チェコの「ピルスナーウルケル」というビール。それまでは“黒ビール”が主流だったなか、このビールの誕生は世界に衝撃を与えました。日本人が飲み慣れた味なのでプレゼントとしては間違いないでしょう!

代表銘柄:ピルスナーウルケル、アサヒスーパードライ

ホワイトビール(白ビール)

Photo by ビール芸人 岡田諒

通常のビールが「大麦(大麦麦芽)」を使うのに対し、ホワイトビールは「小麦(小麦麦芽)」を使います。小麦のふくよかな香りと、フルーティーで飲みやすい味わいが特徴。ベルギー発祥の「ベルジャンホワイト」は、コリアンダーやオレンジピールなどが使用されています。

ドイツ発祥のものは「ヴァイツェン」と呼ばれ、バナナのような甘い香りが特徴です。飲みやすいので、好きだという方が多いんですよ!

代表銘柄:ヒューガルデンホワイト、セリスホワイト、パウラナーヘフェヴァイス

スタウト

Photo by ビール芸人 岡田諒

スタウトは「黒ビール」の代表的なスタイルで、“ギネス”が有名です。コーヒーのようなほろ苦い後味が特徴。この”ギネス”は現地アイルランドや世界各国で今でも愛されているビールです!

代表銘柄:ギネス、オハラズスタウト、箕面スタウト

ペールエール

Photo by ビール芸人 岡田諒

「ペールエール」はイギリス生まれのスタイルで、“ペール”は“淡い”という意味。淡いオレンジ色をしたものが多く、ホップのほどよい苦味と麦の香りでバランスよく作られています。最近よく聞く「IPA(アイピーエー)」もこのペールエールから派生してできたスタイルです!

IPAはホップをたくさん使っていて強い苦味が特徴。エールビールは日本人でも馴染みやすい味ですが、IPAは少し飲みにくさを感じるかもしれません。

代表銘柄(ペールエール):バスペールエール、よなよなエール、ライジングサンペールエール
代表銘柄(IPA):パンクIPA、インドの青鬼
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