ライター : きく

玉ねぎの旬はいつ?

おいしいお野菜を手に入れたい人は、そのときの旬のものを買いたいですよね。しかし、常備野菜の代表「玉ねぎ」には、旬の季節がないと言っても過言ではありません。それは、玉ねぎの産地や品種によって出荷される時季が異なるからなんです。

そのため、種類ごとの旬はあっても、玉ねぎの種類に共通する旬というものはなく、常に旬のものが手に入るということが言えます。

玉ねぎの旬と種類の関係

季節に関わらず、スーパーにいつも並んでいる玉ねぎ。いつも同じ種類のものがあるように見えますが、早生(わせ)、中生(なかて)、晩生(ばんせい)など品種に違いがあります。

秋に種が撒かれ、2月頃に収穫される早生は、新玉ねぎとして店頭に並ぶことが多い品種です。中生、晩生は貯蔵性が高く、最長で9ヶ月ほど貯蔵できるので、長い期間、市場に流通します。

玉ねぎの主な産地

出荷量の6割を占める北海道は春に種をまき、9〜10月頃に収穫、9〜4月の秋から春にかけて出荷されます。そして、兵庫県、佐賀県、愛知県など北海道以外の出荷量上位の地域は、春から夏に収穫、春から秋にかけて出荷という流れになります。

上位の生産地の収穫時期が上手にずれていることから、店頭にはいつでも玉ねぎがある状態が保たれているんですね♪

新玉ねぎの主な産地

新玉ねぎの主な産地には、静岡県と愛知県があります。静岡県の新玉ねぎは、北海道の玉ねぎと同じ1月から出回ります。

新玉ねぎの出荷量がもっとも多い愛知県では、北海道の玉ねぎの在庫がなくなる初春から、佐賀県の玉ねぎの出荷が始まる前の春先に収穫、出荷されます。

おいしい玉ねぎの見分け方

ほかのお野菜のように、これといった旬の時季がない「玉ねぎ」ですが、見た目からおいしい玉ねぎを見分けることができます。

見分ける上でのポイントは、まずはツンとした頭の部分が細くしまっていること。ふたつ目は、重みがあること。そして、押したときに実が凹まないことが挙げられます。

玉ねぎの上手な保存方法

買ってきた玉ねぎを、皆さんはどのように保存していますか?玉ねぎは湿気に弱いお野菜なので、常に風通しに気を使わなければなりません。そこでおすすめなのが吊るして保存する方法です

お野菜を保存するための専用のネットを使ってもいいですし、ストッキングを使い、ひとつ入れたら結び目を作ってまた玉ねぎを入れて……と、玉ねぎをだんだんと重ねて保存するのもひとつのアイデアです。

もちろん、かごや段ボールなどを使ってもいいですが、そのときも湿気がたまらないように工夫して保存しましょう。
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