名前の由来は…？カルディの珍調味料「ムエタイソース」を味見してみた結果…

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ライター : muccinpurin

製菓衛生師 / 料理家

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新感覚のエスニック調味料を発見！

Photo by muccinpurin

「カルディオリジナルムエタイソース」398円（税込）

種類豊富な各国の調味料やソースは、カルディの得意とする分野のひとつ。スパイスやハーブを使った特殊なものでも、「カルディに行けば手に入る」という安心感がありますよね。

そんなカルディで見慣れない「ムエタイソース」なるソースを発見。ムエタイといえばタイを代表するスポーツですが……。どういうことなのでしょう？

カルディの変わりダネ調味料はいつも話題になりますが、これもヒットの予感がプンプンします……！

「カルディオリジナルムエタイソース」

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タイといえば、チリソースに始まり、スイートチリソース、ナンプラーなど、とにかく調味料天国。しかも、そのどれもがひと匙で「あ、これはタイの味だな～」とわかるインパクトの強いものばかりですよね。

今回取り上げるカルディオリジナルのムエタイソースも、パッケージからしてまず特徴的。タイの国技にも指定されるムエタイの技、キックをするシルエットの両サイドには、これまたタイを代表するチリ（唐辛子）とパクチーのイラストが。調味料とムエタイ、ますますつながりが不明です。

ちなみに筆者はタイが好きで何度も旅行で訪れていますが、「ムエタイソース」というソースを見たことがありません。

「ムエタイキック」のようにストレートな辛さ！

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とろ～りと流れ落ちるさまはまるでスイートチリソースのようで、香りもかなり近いものがあります。この時点で筆者は「なんだ……ムエタイとか言っといて、タイ料理お得意の甘くてすっぱいあの味かしら？」なんて油断していました。

が、実際に舐めてみると想像していた上をいく辛さに、その考えを改めました。甘さがありながらも、唇につくとヒリヒリするようなホットな辛さが追いかけてきます。この辛さが商品名の答えなのかもしれませんね。

お、なかなかおいしいじゃないかと味見を続けていると、奥のほうからパクチーの香りが。真っ赤なソースに隠れて目視では確認できませんが、しっかりとパクチーの存在を感じます。ムエタイソースは、「唐辛子×すっぱ甘い×パクチー」という、タイど真ん中の味でした。

ムエタイソースで作る、タイ風絶品レシピ

1. 外さないおいしさ！「生春巻き」

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まずは、カルディの公式サイトでも推奨している生春巻きで、お手並み拝見といきましょう。にんじん、水菜、大根とカニカマを巻いた、即席生春巻きです。

海老や鶏肉があれば使うと、もっと本格的な生春巻きになりますよ。ベトナムの生春巻きとタイのムエタイソース、東南アジアコラボです。

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ひと思いにソースをつけてひと口。ん……辛くな、いや、辛い！生春巻きの味がシンプルなだけに、ムエタイソースの味がダイレクトに伝わってきます。

でも、食べ進めるうちに辛さに慣れてきて、はじめよりもたっぷりとソースを付けたくなってきました。“やみつき” とはまさにこのこと。生野菜と相性がいいので、サラダに和えてもおいしいかもしれません。

しかも、わざわざパクチーを買わなくても、あの独特の風味が味わえます。生のパクチーって、結構高くて案外すぐにしおれてしまうので、パクチー好きには朗報かもしれません。

2. いつもの味も攻撃的に！「タイ風ピリ辛焼きそば」

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焼きそば用の卵麺と野菜を炒め、仕上げにムエタイソースをジュ～っと炒め合わせてタイ風焼きそばを作ってみました。鍋肌でチリチリと焼けるムエタイソースは、食欲を刺激するとてもいい香り。すっぱ甘い感じで、食べる前からおいしさを確信するレベルです。

あまり多く入れすぎると、辛み成分が蒸発して目にくるのでご注意を！あと、香りが強いので調理中の換気扇は必須です！

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見た目はそこまで辛そうに見えませんが、油断してはいけません。見た目以上に辛いんです。辛かったときに中和させる要員として、半熟卵の目玉焼きを添えておいて正解でした。卵黄を絡めて食べると、まろやかになりますよ。

とはいえ辛さの奥に独特の甘みやにんにくの旨みが潜んでいるので、ヒーヒー言いながらも次のひと口が欲しくなります。なんと罪な味……。

ムエタイの素早いキックのような鋭い辛さが持ち味なので、味付けは慎重に慎重に……。辛さが足りなければ追いムエタイソースすればいいんです。とろみがついているので、ドバっと出すぎないよう注意が必要。