親しみやすい「混成酒」

醸造酒や蒸留酒に果物、果汁、薬草などをつけてつくったものが混成酒。一番親しまれているものは梅酒ですね。意外ですがみりんも混成酒のひとつです。 代表的なものとしてリキュールがあり、主に蒸留酒に香草、スパイス、糖分を加えたもので、カンパリ、サングリアがよく知られています。焼酎に草根,木皮,花など生薬といわれるものをつけた中国の薬酒や、西洋でハーブの有効成分を抽出したものはチンキと呼ばれる混成酒のひとつです。

身近なお酒ができるまで

昔、ぶどうやお米など身近な食べ物を置いておいたら、香り高いおいしい飲み物ができていた。そんな不思議で素敵なできごとが世界中でおきていました。どうやったらもっとおいしいものができるだろう。そんな思いからか、醸造技術は進化して、今こんなにいろいろな種類のお酒が楽しめるようになったのです。 ビールにワイン、日本酒まで、醸造酒はわたしたち日本人に身近なお酒。いつも飲んでいるお酒の基礎知識として、ぜひ覚えておいてくださいね。
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