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中華の高級食材といえば
ツバメの巣
ツバメの巣って軒先にできる燕の巣?って思われそうなのですが、中華の高級食材に使われるツバメの巣は全然違います。
アナツバメという種類のツバメが作る食べられる燕の巣のことです。なぜ、ツバメの巣が食べられるのかというと、ツバメ自身の唾液で巣を作っているからです。
ただ、巣を作る場所も断崖絶壁にある洞窟などが多く、採取するのも命がけ!作業の際は、政府が安全管理を24時間体制でするほどです。ツバメの巣は最高のおもてなし料理とされています。ちなみに、味はありません。甘く煮込んでデザートなどに使われます。
フカヒレ
中華の高級食材としても有名なフカヒレ。フカヒレの姿煮、フカヒレスープなど耳にしたことがあると思います。フカヒレとは、サメのヒレのこと。フカヒレには白いものと黒いものがあり、サメの捕獲場所、大きさ、種属・色や形などで値段設定も変わってきます。
特に高級なのは、メジロザメといわれています。サメはたくさんいるし、なぜ高級食材んなの?と思われるのですが、食材だけでなく歴史的背景なども関係しているそうです。
干しあわび
中華料理にも三大珍味があります。燕の巣、フカヒレ、そして干しアワビです。中国では、「乾鮑(カンパオ)」と呼ばれています。
アワビを一度、乾燥させ風味と旨味をギュッと閉じ込めます。使用するときは水で戻すのですが、本場中国には干しアワビ戻し専門の業者もいるほど。
高級であり貴重な干しアワビ、「太陽の味が口の中に広がる」といわれるほどおいしく、「一生に一度は親に食べさせたい」幸せの象徴ともされています。ちなみに、中華の高級食材なのですが、原産地の9割は日本です。
煎海鼠(いりなまこ)
中華の高級食材、煎海鼠(いりなまこ)は、なまこの内臓をとり、海水でゆで乾燥させたもの。しかも、水で戻すのに5日〜1週間もかけ丁寧に戻していきます。
生で食べるなまこはコリコリした食感ですよね。一度、乾燥させ戻したなまこは、ぷるぷる食感になるから不思議です。
煎海鼠をフカヒレや干しアワビと一緒に煮込んだ「紅焼(ほんしゃお)三鮮」は、清朝時代の宮廷料理ともされて、外交での通貨獲得の手段にも使われていたそうです。
烏骨鶏
「薬膳食材の王様」といわれるのが烏骨鶏です。烏骨鶏は、皮膚、内臓、骨まで黒!さらに卵をなかなか産まず、1週間に1個がやっとです。烏骨鶏の卵は普通の鶏の卵よりも栄養価が高く、特に純血種の烏骨鶏の卵は希少価値もあります。
中国では、烏骨鶏を霊鳥と呼び、不老不死の超高級食材として扱われています。烏骨鶏1羽のお値段は、ほかの鶏と比べ物にならないほどです。
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