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そもそもテーブルマナーとは
テーブルマナーには、食事の作法と儀式という2つの異なる考え方があります。作法としてのマナーは、日常の生活でも気を付けておいたほうがいいもの。一方、儀式としてのマナーは、正式な典礼などで守られてきた習慣です。
親しい間柄での食事ならあまり気にしなくても良いかもしれませんが、どんな食事の席でも「きれいにいただくこと」は大切。そのため料理のジャンルや価格帯にかかわらず、基本的なテーブルマナーを押さえておく必要があるのです。
洋食の基本のテーブルマナー
基本のテーブルマナー
洋食の場合、ナイフとフォークは外側から各1本ずつ順番に使います。食事の途中はそれぞれ八の字に広げてから置きます。料理を食べ終えたらサインとして、使ったナイフとフォークは2本そろえて置きます。
ナプキンは席に着いたらすぐに広げ、2つ折りにして折り目を自分の方に向けて膝に広げておくようにしましょう。食事を食べる前には食事の途中に席を立つときはナプキンは軽くたたんでOK。料理を食べているときに口や手を拭きたい場合はナプキンの端を使ってください。
もしもナイフとフォーク、ナプキンを落としてしまったときは自分で拾わずにスタッフの方に拾ってもらうようにしましょう。談笑するときは迷惑にならない大きさで。
食事のとり方
スープ
スープをいただくときは音を立てずに飲みます。イギリス式のテーブルマナーでは奥から手前へ、フランス式なら手前から奥へスプーンを動かしましょう。残り少なくなってきたら、お皿を傾けてスープを集めると飲みやすいです。イギリス式は左手前に、フランス式は右奥に石翁を集めましょう。持ち手のついたものはそのまま飲んでOKです。
肉料理
肉料理は左端から食べやすい大きさにカットします。最初に全部切ってしまうと冷めやすく肉汁も出るので食べるたびにカットしましょう。骨付き肉の場合、左から切りますが骨の近くにナイフをいれて切り離すのがポイント。
魚料理
魚料理ではフォークの中心の骨を押さえ、表面の身をナイフで皿の上か下の方向に寄せます。骨を外すときはフォークで左端を押さえナイフを骨の下にくぐらせ、身を外します。
料理によっては、ナイフの代わりに専用の「フィッシュスプーン」を使うことも。使い方はナイフと同じ。左手のフォークで魚料理の左端を押さえ、フィッシュスプーンで食べやすい大きさに切り分けながらいただきましょう。
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