ライター : 渡辺 りほ

管理栄養士

モッツァレラチーズとは

モッツァレラチーズは水牛の乳を原料としたフレッシュチーズですが、牛乳で代用して作られた製品もあります。原産地は南イタリアのカンパニア地方で、その名称は「ちぎる」という意味のイタリア語に由来しています。

モッツァレラチーズは真っ白でまん丸な形状で、表面はつるっとしているのが特徴です。押すと弾力を感じます。加熱するととろりと溶け、モッツァレラ独特の糸引きを楽しむことができますよ。日本でも大人気のチーズです。

モッツァレラチーズの味わい

熟成をおこなわないモッツァレラチーズはクセがなく、ミルクの風味を強く感じます。カプレーゼやサラダなどに使い、生のまま食べると弾力感のある歯ごたえを楽しめますよ。鮮度のよい、購入した日に食べきるのが理想的です。

また、モッツァレラチーズを加熱するととろりと溶け、旨味がアップします。グラタンやピザトーストに使用するのもおすすめ。

モッツァレラチーズのカロリーと糖質

重量カロリー糖質量
モッツァレラチーズ100g269kcal4.2g
1パック/90g242kcal3.8g
ひと口分/約4g11kcal0.2g
(※1,2)
ダイエット中は、モッツァレラチーズのカロリーや糖質量が気になりますよね。目安量ごとに栄養価を確認してみましょう。

チーズは高カロリーなイメージがあるかと思いますが、モッツァレラチーズは水分量が多く、脂質が少ないのが特徴です。カロリーや糖質が気になる人にはおすすめのチーズですが、食べ過ぎには注意しましょう。

モッツァレラチーズの栄養価

栄養

  1. たんぱく質
  2. ビタミンB12
  3. カルシウム

たんぱく質

モッツァレラチーズ100gあたりには、たんぱく質が18.4g含まれています。同じ乳製品である、牛乳やヨーグルトよりたんぱく質が豊富ですよ。

たんぱく質は、筋肉や皮膚を構成する栄養素です。また、抗体の材料でもあるため、不足すると免疫力の低下につながるおそれがあります。(※1,3)

ビタミンB12

モッツァレラチーズ100gあたりには、ビタミンB12が1.6µg含まれています。ビタミンB12は赤血球の形成を助ける作用があり、貧血対策に役立つ栄養素です。

ビタミンB12は水に溶けやすい性質がありますが、生のまま食べられるモッツァレラチーズなら、栄養を無駄なく摂取できますよ。(※1,4)
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