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カナディアンウイスキーの定義とは
カナディアンウイスキーの定義は法律で定められています。熟成は700リットル以下の樽で3年以上おこなうことや、糖化・蒸溜・熟成をカナダ国内でおこなうこと、仕上がりのアルコール度数が40度以上であることなど。これらに従って作られるウイスキーが、カナディアンウイスキーと名乗ることができるのです。
カナディアンウイスキーは、アメリカのかつての禁酒法によって隣国のカナダのウイスキーが求められ品質が向上、この法律の施行によって品質が安定したとされています。現在では世界五大ウイスキーのひとつに数えられるまでに成長しています。
カナディアンウイスキーの特徴
主な原料
カナディアンウイスキーにはフレーバーを加える「フレーバリングウイスキー」と、ベースとして使われる「ベースウイスキー」、このふたつをブレンドして作る「カナディアンウイスキー」があります。
フレーバーリングウイスキーにはライ麦やライ麦麦芽、大麦麦芽などの麦類。ベースウイスキーにはトウモロコシが使われています。
製造方法
原料に水を加えて糖化させ、できた液体を酵母によって発酵させてもろみを作ります。これを連続式蒸溜器で蒸溜し、フレーバリングウイスキーやベースウイスキーといった原酒が作られます。フレーバリングウイスキーはライ麦のスパイシーな風味が特徴ですが、ベースウイスキーはクセがなくマイルドです。
この2つをベースが70%から90%、その残りをフレーバリングで混ぜて作られるのがカナディアンウイスキーで、現在販売されているのがほぼこれにあたります。中には、バーボンやブランデー、ワインやラムなどを風味付けにブレンドして作られるものもあるんです。
カナディアンウイスキーの味や香り
ウイスキーの中でも、飲みやすいとされるのがカナディアンウイスキーの特徴です。これはトウモロコシ主体のベースウイスキーのクセのない味わいによるもの。スムーズで軽い飲み口、味わいもとってもマイルドです。ライ麦のスパイシーな風味もツンとせず、いいアクセントとなっています。
初心者さんにおすすめのウイスキーと言えるのが、カナディアンウイスキーです。クセの強いウイスキーがお好みの方では少し物足りなさを感じてしまうことも。
飲み方は?ハイボールやカクテルにも!
クセの少ないウイスキーなので、ロックはもちろんストレートでいただくのもおすすめです。
アレンジとしては、ソーダ割りや、ジンジャーエールで割るハイボールもよく合います。バーでは、さまざまなカクテルのベースとしても使われているんですよ。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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