ライター : いとう まさと

WEBライター

無水鍋とは?

無水鍋とは、読んで字のごとく水なしで料理ができる鍋のこと。蓋と本体をしっかりと塞ぐことができるため、高温状態を維持しながら食材から出る水分を鍋の中で循環させられます。

この仕組みにより、余計な水分を加えることなく料理を作れるのが特徴です。食材の旨味が濃く出やすく、水溶性の栄養素が流れ出にくいのがメリット。うまく活用すれば、いつもの料理がワンランクアップしますよ。

無水鍋と無加水鍋の違いは?

無水鍋の一部に「無加水鍋」と呼ばれるものがあります。これは単に呼び方に違いがあるだけで、構造や仕組み、使い方が大きく異なることはありません。どちらも“無水調理のための鍋”であることに変わりはないです。

ただし、商品によって“表面にコーティング加工がされているか否か”“蓋付きの状態でオーブンを使えるか否か”という点には違いが出てきます。無水鍋・無加水鍋を選ぶ際は、個々の製品の特徴をしっかり確認するようにしましょう。

無水鍋のメリット・デメリット

メリット

1. 栄養を逃さずおいしい料理に

水分を加えずに調理することで、食材の栄養素や旨味が流れ出るのを防ぎます。素材本来のおいしさが際立つので、シンプルな料理が絶品のごちそうに変身!また、食材が持つ油分を活かせるため、少ない油でヘルシーな調理ができます。

2. 時短・節約になる

無水調理の鍋の多くは鋳物で、蓄熱性・保温性が高さが特徴。温度が上がれば弱火が基本、火の通りが早く加熱時間が短縮されます。煮込み料理は余熱も利用できるため、光熱費も節約できます。丈夫で、長く使えるのも魅力です。

3. 蒸す・焼く・オーブン料理にも

「煮る」はもちろん、蒸す・焼く・炒めるなど、ひとつの鍋でいろんな調理ができるのも、無水鍋のメリット。無水で蒸した野菜は、素材本来の旨味が引き出されるため、格別のおいしさです。手作りパンを発酵させ、そのままオーブンで焼き上げることも可能です。
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