連載

【わたしの食器棚 vol.70】マットは暮らしにフィットする。河合真由子さん愛用の食器たち。

料理と向き合い生活している食のプロに、自分の味をつくる上で欠かすことのできない食器を訊く連載企画。今回は、週末朝10時からの朝活として「とっておきの朝食会」を主宰するなど、幅広い活躍を続ける河合真由子さんの愛用品をご紹介します。

2018年8月21日 更新

Today's Foodie

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河合真由子/フードスタイリスト、フードコンサルタント

大学卒業後、流通、投資コンサルティング、WEBマーケティング業界を経験。また、海外で飲食店の出店コンサルティングやカフェの立ち上げに携わる。フードコーディネータスクール卒業後に独立。広告、TV、CM、動画のフードスタイリング、レシピ開発、食の新規事業のコンサルティングを行う。朝のTV番組での仕事を通じて朝型のライフスタイルにめざめ、OL女子の朝活コミュニティ「とっておきの朝食会」を主催。「おいしいをもっと心地よく」をコンセプトに、ナチュラルで居心地のよいスタイリングと女性に共感されるレシピ提案を強みとし、企画からレシピ作成、スタイリングまでトータルで提案している。

理想は「見て楽しい。食べておいしい」

理想は「見て楽しい。食べておいしい」

Photo by macaroni

「食事を、空腹を満たすだけのものにはしたくないんです」

フードスタイリスト、フードコンサルタントとして活動する河合真由子さんの愛用品を訊くインタビューは、そんな言葉からはじまりました。

「わたしの仕事は食の提案で、食のシーンは常に暮らしのなかにあります。だからこそ、自分のふだんの食生活から雑にしてはいけないと感じていて。一見ささいな日常も、食事で季節を感じたり、盛り付けの妙に驚いたりがあれば、それが彩りになります。日々を綾なす一食一食を大事にしたい」

そういう河合さんの前には、見ているだけで親しみが湧くような柄やフォルムの食器たちが。

「食事は見て楽しい、食べておいしいものが理想で、そこには食器が欠かせません。わたしが毎日使いたいと思うのは、暮らしに寄り添ってくれて、食事が映えるもの。奇抜なものは食卓のノイズのように感じられて、あまり好みではありません」

「暮らしのトーンにフィットする食器がいい」と語ってくれた河合さんの、「これぞ」という計9点。そこには、“手ざわり”という共通点がありました。

1.【茶碗】マディで購入した茶碗

1.【茶碗】マディで購入した茶碗

Photo by macaroni

「器を中心に提案するハウスウェアのショップ『マディ(madu)』さんは、肌なじみがいいというか、日本人の生活になじむラインナップがそろっていて、とても好きなお店です。

そのマディのオリジナルアイテムとして売られていたのがこの2品。ひと目で気に入って購入しました。小さい茶碗(写真手前)は、白ごはんを食べるとき、ストライプのほう(写真奥)は小丼にしていただくときと、それぞれ使い分けています」

2.【皿】ヒースセラミックス「デザートプレート」

2.【皿】ヒースセラミックス「デザートプレート」

Photo by macaroni

「いくつかのレストランで、このウェアを使っているのを見かけて、そのたびに『いいな』と思っていました。ほとんど情報がなかったんですけど、探してみたらどうにか取扱店を見つけることができて。手に入れるだけならウェブショップという選択肢もありましたが、実際に手にとって、手ざわりを確認したかったんです。で、さっそくお店へ行ってまとめ買い(笑)。

マットな質感とくすんだ色合い、やさしいフォルムがいいですよね。朝食に使いたくて買ったんですけど、スタイリングを選ばず使える品なので、朝・昼・夜のどのシーンでも置いてあるというくらい頻繁に使っています。ワンプレート用のお皿にもしますし、取り皿として使うのもいいですよ」

3.【皿】アワビウェア「角切長方皿 S」

3.【皿】アワビウェア「角切長方皿 S」

Photo by macaroni

「淡路島に移住した作家、岡本純一さんの屋号が『アワビウェア』。主な製品は日常づかいの食器で、淡路島の美しさと書いて“あわび”、“ウェア”には製品という意味があるそうです。

日用品としての食器をコンセプトとしていて、作家の岡本さんご自身もそのように使っています。カラフルなアイテムが多いんですが、その色が淡くおだやかで、奇抜すぎない。加えて、お値段も作家ものとしては手の届きやすい程度です。手に入れやすくて使いやすい、日常を彩る器だと思います」

4.【皿】ウォンキウェアのプレート

4.【皿】ウォンキウェアのプレート

Photo by macaroni

「『ウォンキウェア』は南アフリカの窯元で焼かれたハンドメイド食器のブランド。手づくりならではの不ぞろいな仕上がりを含め、ラフな感じが大好きです。南アフリカ生まれの食器だからか、なんとなくナチュラルで開放的なイメージで、フレッシュなものが似合うかと。なにをのせても映えると思いますが、鮮度の高さを感じる料理、サラダとか、カルパッチョとか、そういうものに使いたくなります。

とにかく優秀で、これによそえばなんでもそれなりに見せてくれる、手堅い、堅実なお皿です」
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