果肉の食べ方
あけびは基本的に生のまま果肉を食べます。実を半分に割って、手ですくって食べたりスプーンで食べたりします。
そのほか、果実酒にしたりシャーベットにしたり、加工して楽しむこともできます。シャーベットやアイスクリーム、ムースを作るときは、種を取り除くために目の細かいザルなどで裏ごししてから使いましょう。あけびはゼリー状の果肉なので、そのまま凍らせてもカチコチにならず、シャリっとした食感になりますよ。
あけびの皮の味わいと食べ方
皮の味
続いては皮の紹介です。
あけびは果肉しか食べない、という地域も多いかもしれませんが、農業が盛んな東北地方(とくに山形)では皮を調理して食べるのは一般的です。
皮は独特の苦みと渋みがあって生のまま食べるのは困難ですが、下ごしらえをして加工することでおいしく食べることができるんです。
皮はアク抜きが必要
まず、皮はアク抜きして使用します。通常は皮を刻んだら水に数時間浸けます。それでも苦みが強いようなら、一度ゆでてからひと晩水に浸けておきます。
あけびの皮の苦みは例えるならゴーヤのよう。苦みを味わう食べ物だと思ってください。
あけびの皮を使った料理例を紹介
あけびの苦みは、炒めたり揚げたりすることで和らぎます。そのため、油を使用する料理に向いているといえるでしょう。天ぷらや、味噌炒め、きんぴらなどにして食べるのがおすすめです。
あけびの皮は苦みこそ強いですが、味は薄いのでどんな調味料でも合わせやすいです。天ぷらにする場合は、衣に青のりを入れたり、大葉を巻いたりするとおいしいですよ。
あけびの新芽も食べられる!
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、不要不急の外出は控えましょう。食料品等の買い物の際は、人との距離を十分に空け、感染予防を心がけてください。
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