おいしいあけびの選び方

あけびの実はふっくらとして張りや弾力があり、きれいな紫色をしているものを選ぶのがポイント。また傷がなく、変色していないものを選ぶようにしましょう。

皮が割れているものは熟したサインですが、割れてからは日持ちしません。割れ目を見て中の果肉が乾いていないかを確認し、鮮度もチェックしてくださいね。

あけびの保存方法

冷蔵保存する場合

あけびの皮がまだ硬い場合は、涼しい場所で保存して追熟させましょう。皮が割れ熟したら、冷蔵庫に入れて保存してください。このときそのまま冷蔵保存すると乾燥してみずみずしさが失われてしまうので、ラップで包むか、ポリ袋に入れて保存するのがポイントです。

熟してからは日持ちしないので、できるだけ早めに消費するようにしてくださいね。

冷凍保存する場合

長期間保存したい場合は、冷凍するのがおすすめです。

冷凍する際はあけびを洗ってから果皮と果肉に分け、果肉は裏漉しして種を取り除いておきます。果皮は食べやすく切ってから小分けにしてラップで包み、ジップ付きの保存袋に入れて冷凍しましょう。

果肉は解凍せず、凍ったまま食べるとシャーベットのような食感で絶品。皮は冷凍後にアク抜きしてから調理してくださいね。

あけびと似ている「ムベ」について

あけびとよく似た「ムベ」という果物があります。あけびは紫色なのに対し、ムベは赤紫色なのが特徴。またあけびは熟すと皮が割れますが、ムベは食べごろになっても皮が割れることはありません。

あけびよりも種が多く、食べられる部分は少なめ。そのため種を取り除いたあと加工して食べるのが一般的です。

皮も実も新芽も!あけびのおいしさを堪能しよう

実はほんのりと甘い素朴なおいしさを、皮や新芽はクセになるほろ苦さを楽しめる「あけび」。部位によっておいしく食べる方法が異なるので、特徴に合った食べ方を取り入れるのがポイントです。

近くで入手するのがむずかしい場合は、通販で購入することもできますよ。ぜひあけびのおいしさを堪能してみてくださいね。
【参考文献】
(2023/02/03参照)
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