4. 前菜でよく登場「ブルスケッタ」

こちらも前菜としてよく登場するブルスケッタです。もとはイタリア中部の郷土料理のひとつでした。薄くスライスしたパンを軽く焼き、にんにくで香りをつけ、オリーブオイルを塗って野菜やチーズ、お肉を乗せたもの。簡単なものなので、お酒のおつまみや前菜でよく出されます。

5. 魚介の煮込み「アクアパッツァ」

アクアパッツァとは、魚介をトマトとオリーブオイル、また白ワインなどで煮込んだナポリの料理です。たくさんの材料は使わず、だいたいトマトとオリーブオイルのみ、それか白ワインをたす程度でつくられます。 使用する魚はタイやメバル、タラ、スズキといった白身魚で、貝はアサリやムール貝がよく使われます。

6. トリュフをかけて香りよく「リゾット」

リゾットとは、米をソースでかために煮た料理。ソースはトマト、きのこ、チーズなどさまざまです。とくに高級なものでは、イタリアで採れるトリュフをふんだんにつかったチーズリゾットなどがあります。トリュフの香りがたまらないひと品です。

コースの順番や意味

イタリア料理というと日本では手軽なものをイメージしがちですが、きちんとしたレストランではコースが基本。ここではイタリア料理のコースの順番を紹介します。 カジュアルレストランなどではこのうちいくつか省略されることも多いですが、今回はフルコースで紹介します。

アペリティーヴォ (aperitivo)・食前酒

食前酒は、食事を促すためのお酒です。歴史は古代ローマまでさかのぼり、もともと白ワインにはちみつを入れて飲んでいたものがきっかけだそう! 一般的には薬草入りのお酒や、カンパリ、発泡ワインなどが飲まれます。しかし、軽い飲み物としては何でもよく、ビールや赤ワインでもOKです。

アンティパスト (antipasto)・前菜

いよいよ料理の登場です。アンティパストは食前酒を飲みながらつまめる軽いもので、ハムやチーズ、カルパッチョなどが多いです。
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