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辛子明太子を一挙食べ比べ!
この記事は、三越伊勢丹が運営する、食メディア「FOODIE」の提供でお送りします。
魚卵好きの皆さん、お待たせしました! 今回は辛子明太子の本場・福岡で人気の8ブランド、計15種類の辛子明太子を一挙にご紹介。白いご飯片手にお読みいただきたい、夢の食べ比べ企画です。
辛子明太子はファンが多い食品である反面、「違いがわかりにくい」のが悩ましいアイテム。
「どうやって選んだらいいかわからない」「値段が大事?それともブランド?」といった声にもお答えすべく、伊勢丹新宿店の生鮮担当バイヤー林真嗣さんと一緒に食べ比べします。
まずは「違いの見分け方」から解説してもらいました。
辛子明太子、見極めポイントはこの3つ!
林さんによると、辛子明太子の味の違いを決める要素は下記の3つなんだそう。試食できないときや迷ったときは、パッケージの材料表やパンフレットなどを見てみるといいでしょう。
(1)主原料の「産地」をチェック!
辛子明太子の主原料はスケソウダラの卵。産地の多くはロシアやアメリカですが、一部のブランドは国産にこだわっています。さらには北海道の一部の地域で獲れたものしか使用しないブランドも。味わいは製造方法によりまちまちですが、迷った場合は「産地」にも注目すると選びやすくなります。
(2)ブランドの個性が出る「調味液」に注目
各ブランドの個性が強く出るのが、スケソウダラを漬ける調味液。食塩や唐辛子のほかに、だしや日本酒などが使われています。高級な辛子明太子のなかにはこだわりの地酒を使用しているものもあり、上品な風味を楽しむことができます。
(3)「漬け込み時間」で口当たりが変わる
スケソウダラの卵を調味液に漬け込む時間はブランドによってさまざま。1〜2週間程度の場合もあれば、なかには160日以上じっくり漬けるブランドも。そのため、漬け込み時間の長さもブランドごとの違いを知るための参考に。漬け込み時間が長いほど、まろやかな口当たりになる傾向もあります。
「最近では、アイディアあふれる変わり種の辛子明太子も多数展開されています。いかや昆布など副原料と合わせたもの、ほぐした粒がチューブに入ったものなど。上記の3項目に加えて、各ブランドのオリジナル商品に注目してみても、お気に入りが見つけやすくなるかもしれません」
博多の名店、8ブランドを食べ比べ!
今回食べ比べをしたのは下記8ブランドの辛子明太子。いずれもそれぞれにファンがいる博多土産の定番です。記事の末尾には味の違いがすぐにわかるマトリクスを掲載しましたのでぜひ合わせてご覧ください!
1)高い支持率でギフトに人気!<稚加榮>辛子明太子
味と食感のバランスがよく、常に安定した人気を誇る<稚加榮>。吟味された国内産スケソウダラの卵は粒の弾力がしっかりしていてプチプチした食感を楽しめます。昆布やかつおぶしといった馴染みのあるだしで味を調えられた辛子明太子は、最初はさっぱりとした味わいですが後からだしのうまみが口に広がります。
【ブランドからのおすすめポイント】
料亭のお客さまの声から生れた一品です。和食の職人が素材、製法、盛り付けまでこだわって作り上げた、料亭の名に恥じない「和食の一品としての明太子」をぜひ一度味わっていただきたいですね。
2)職人の目と手で素材を厳選<ひろしょう>辛子明太子
素材にこだわる<ひろしょう>は北海道の限られた海域で獲れたスケソウダラの卵のみを使用。それを職人がひとつずつ手作業で選別しており、原料への妥協がありません。独自にブレンドした唐辛子入りの調味液にしっかり漬け込まれた辛子明太子はピリリと鋭い辛さで、ご飯の甘みをしっかり引き立てます。
【ブランドからのおすすめポイント】
北海道産にこだわった高品質なたらこは粒立ちが良く、プチプチとした食感をお楽しみいただけます。上にのっているひろしょう特有の「日高産昆布」もオススメです。
3)うまみが強くクリーミー<鳴海屋>北海道室蘭沖産辛子明太子
職人が1腹1腹手作業で漬け込んでいる<鳴海屋>。昆布など他の食材と一緒に漬け込んだ辛子明太子など、バラエティ豊かなアイテムを展開しています。北海道室蘭沖産辛子明太子は室蘭沖のスケソウダラだけにこだわった<鳴海屋>の特別な一品。調味液にじっくり漬け込んであるため、プチプチ感よりも魚卵そのもののうまみが強く、クリーミーな味わいを楽しめます。辛さとコクのバランスがよく、噛むほどにうまみが溢れ出してきます。
【ブランドからのおすすめポイント】
鳴海屋の明太子の美味しさは、たらこの品質で決まります。工場長が現地へ赴き、厳寒の北の海で獲れたスケソウダラのたらこの中から、新鮮で張りのよい物だけを厳選しています。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。
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