愛でてよし、飲んでよし。春を味わう「桜茶」のすゝめ

桜茶ってご存知ですか?本来は特別な席で出される飲み物であるためか、緑茶などと比べると普及率が低く、知名度もさほどありません。しかし最近では、普段使いの飲み物として桜茶を楽しむ人が増えているようなのです。今回はこの桜茶についてご紹介しますね。

桜茶とは?

"桜茶"とは、桜の花の塩漬けを使用した飲み物のことで、またの名を"桜湯"ともいいます。

主に7〜8分咲きの八重桜を軸ごと摘みとって塩と梅酢に漬け込み、陰干ししたあとに保存。湯のみにこの塩漬けを入れてお湯を注ぐと花弁が広がり、まるで花が咲いたよう!

その美しい佇まいは、見ているだけ優雅な気分になりますね。

本来はおめでたい席での飲み物

"花開く"というおめでたい意味合いから、本来は結納や婚礼など、お祝いの席でのおもてなしのために提供されていた桜茶。その起源は江戸時代にまでさかのぼるそうです。「お茶を濁す」「茶々を入れる」などから祝席でのお茶は敬遠されるようになり、代わりに桜茶が出されることになったのだとか。

そんな特別な飲み物だった桜茶ですが、最近では見た目の華やかさに加えて手軽に淹れられることもあり、普段のティータイムに取り入れる人が増えているようです。ほのかな塩気といい香りで、心がほっこりしますよ♪

桜茶の淹れ方、飲み方

軽く塩を落とした桜の塩漬けを湯のみや耐熱グラスに入れ、あとは熱湯を注ぐだけ。ものによっては塩分が強い場合もあります。そういった時には、まず小さじ1程度のぬるま湯に桜の塩漬を浸し、少しの間塩抜きしてくださいね。

暑い季節には冷やした桜茶もオススメ。塩分があるので、たくさん汗かいたときの水分補給にぴったりです。また、焼酎やリキュールなどを垂らして、夜のリラックスタイムにも。

桜の塩漬けはネット通販で購入できます

お近くのお茶屋さんやスーパーに置いてない場合は、楽天やamazonなどで購入することができます。

飲み物としてはもちろん、お菓子やお料理にも活用できるのが桜の塩漬けのいいところ。例えば炊き上がったご飯に混ぜ込んで桜ご飯にしたり、桜おにぎりにしたり。それだけでグーンと華やかさがアップ!

お花見の持ち寄り料理などで季節感を演出するにはもってこいの食材ですね。

桜茶で存分に春を味わう

遠い昔から日本で愛され続けてきた桜。花が美しい状態の時に保存し、おめでたい席でのおもてなしに使う……桜に対する想いの深さを感じますね。

塩漬けの桜は年中手に入れることができますが、華麗に咲き誇るこの季節だからこそ、桜茶を淹れ、存分に春を味わってみませんか?
▼舌で楽しむ桜はこちらでもチェック♪

特集

SPECIAL CONTENTS