ライター : macaroni_repro

エシレやカルピスだけじゃない!

この記事は、三越伊勢丹が運営する、食メディア「FOODIE」の提供でお送りします。
パンに白いかたまりごとのせて食べたい!というバター好きの皆さん、必見です。今回は伊勢丹新宿店で人気のハイクオリティなバター6種類を食べ比べ。バターの味の違いなんて、微妙なものなんじゃない?と思いきや、違うんです。香り、ミルク感、口溶け、塩の感じ方から舌に残る後味まで、味の個性は本当にさまざま。 ここでは、各アイテムの味の特徴はもちろん、美味しさを最大限に活かしたおすすめの食べ方も含めてご紹介します。
※紹介するバターの種類について 今回紹介するのは、有塩バターと無塩バター、さらに発酵バターも交えたラインナップ。無塩バターはバターの味をダイレクトに楽しみたいときにおすすめです。ちなみに発酵バターは、生産段階で生乳を「クリーム」と「脱脂粉乳」に分けた後、クリームを殺菌した後に乳酸菌を加えて発酵させて作ったもの(一部製法の異なる発酵バターもあります)。独特な芳香とコクが加わるのが特徴です。

① 生クリームのような口溶けの、「幻」のバター<カルピス>特撰バター

<カルピス>特撰無塩バター 450g 1,628円(税込)
さわやかで透明感のある味わいが印象的なカルピス社のバターは、乳酸菌飲料を作る工程で、生乳から乳脂肪を分離する時にできる脂肪分からうまれたのが始まり。口外されない秘伝の味である点、限られた量しか生産されない稀少性から 「幻」のバターともいわれてきました。
通常のバターの3〜8倍のエイジング(熟成)時間をとっているため、乳脂肪がより安定し、生クリームのように口溶けがなめらか。また、製造工程のひとつ、表面に付着しているバターミルクを洗い流す「水洗い」をあえてしないことで、豊かなミルキーさを実現している点も特徴です。

おすすめの食べ方:ホイップバター

<カルピス>特撰無塩バター 450g 1,628円(税込)
カルピスバターならではの軽やかさと口溶けのよさを楽しむなら、ホイップするのがおすすめ。空気を含ませて泡立てたバターに、ふわふわにホイップした生クリームを混ぜるだけ。パンケーキにのせて、はちみつをかけていただきます。

② 口に入れた瞬間から、香りが続く<町村農場>発酵バター(食塩不使用)

<町村農場>発酵バター(食塩不使用) 200g 1,566円
2つ目は<町村農場>の発酵バター。クラシカルな分離器でじっくりと分離した生クリームを、丸1日かけてゆっくり発酵させることで引き出される、深みのある味わいが特徴です。口に入れた瞬間から、芳醇な香りが広がっていき、食べ終わるまでその香りが消えません。しかも濃厚でありながら、しつこくなく、後味はすっきりしています。

おすすめの食べ方:素朴なパンと一緒に

<町村農場>発酵バター(食塩不使用) 200g 1,566円
存在感があるので、素朴で力強い味わいのパンと一緒に食べるのがおすすめ。パン・ド・カンパーニュやライ麦100%のパンに塗り、さらにメープルシロップをかけることで、うまみが増して美味しくなります。熱々のパンに塗れば、発酵バターらしいミルク感あふれる香りが一気に立ちます。

③ まろやかな風味のやさしい味<新札幌乳業>北海道厚別牧場バター

<新札幌乳業>北海道厚別牧場バター 170g 983円(税込)
北海道産の生乳100%で作られるこちらは、クセがないやさしい味わいが特徴。伝統的な製法で水分調節をしながらバターの粒子を丹念に練り上げることで、なめらかな仕上がりを実現しています。
口に含むと、ほんわりとまろやかな風味が感じられ、食べるほどになめらかさを実感。塩分1.0%なので、塩気もおだやかです。たっぷりと使うことで、ほのかな甘みと美味しさが口に広がります。
※掲載情報は記事制作時点のもので、現在の情報と異なる場合があります。

編集部のおすすめ