ライター : KIBO LABO キボー ラボ

調理師 / フードコーディネーター

マドレーヌ型を使ってマドレーヌを焼こう

マドレーヌの形の由来

マドレーヌと呼ばれる理由について、有名な話があります。18世紀にフランス北東部のロレーヌ地方を治めていた元国王が、パーティを開いたところ、パティシエと口論をして出て行かれてしまったそうです。パティシエがいなくなった後、祖母に習ったというお菓子を宮廷の人々に披露したのがマドレーヌというメイドだったことから、彼女の名前が名づけられたんだとか。 ところで、マドレーヌをいただいたら、貝殻のような形をしたものが入っていませんか?こちらはシェル型と呼ばれ、新約聖書に登場するイエスの使徒の一人である聖ヤコブのシンボルがホタテ貝だったことが起源のようです。

いまは形も色々

焼き菓子の贈答品をいただいたときに、マドレーヌにはいろいろな形がありますよね。平たいもの、丸いものなどさまざまです。中でもバラの形をしたマドレーヌが女性から好評で、カラフルなカラーのバラマドレーヌもあり、かわいらしくころんと丸みのあるバラ型を好んで買う方も多いようです。また、ひと口サイズの小さなバラマドレーヌも人気です。

マドレーヌ型の素材はいろいろ

スチール

スチールは鉄製のことで、フライパンなどに使われている素材です。熱が伝わりやすく、外側がカリカリっと、内側がしっとり仕上がる昔ながらのマドレーヌを焼くことができます。最近は洗うだけでサっと型に付いた生地が落ちる仕様が多く、扱いも簡単ですよ。

アルミ

アルミ製の型にはひと口サイズから手のひらに乗るくらいの大きさがあります。形も丸型や横長のものなど、色んな種類があり、気軽に100均で買い求めることができます。誰かにプレゼント用で個別に包みたいときには、形を崩すことなくアルミのまま包むことができますよ。

シリコン

油分が足りないと型にマドレーヌの生地がくっついてしまって、かわいらし形がくずれることもありますよね。お菓子作り初心者におすすめなのがシリコン型!焼きあがったマドレーヌをスルリと型から取り出すことができます。いっしょに作りたいという子どもも扱いやすいですよ。
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