ライター : 大山 磨紗美

発酵食健康アドバイザー / 発酵文化人

東広島市在住。味噌づくり歴15年、広島県内各地で親子サークルでの味噌づくりワークショップを開催し、2018年12月広島県の事業「ひろしま「ひと・夢」未来塾」で味噌づくりで地域と個人…もっとみる

「泡盛」とは?

泡盛って何でできているの?

泡盛とは、沖縄や琉球諸島で作られている蒸留酒です。米とアワモリコウジカビという種類の黒麹を使って発酵させ、蒸留を一度しかおこないません。また、泡盛で使われるコメは日本酒で使われる日本米ではなく、ほとんどがタイ米を使うことが特徴です。 タイ米はインディカ種で硬質米のため、さらさらしており、米麹を作る作業がしやすいのです。また、そのあと酵母を加えてアルコール発酵させるときの温度管理がしやすいことが理由のようです。

泡盛の定義は?

泡盛の大きな特徴は「黒麹菌を使う」「(一部の銘柄を除き)タイ米を使用」「仕込みは一度だけ」「単式蒸留器で蒸留」することです。タイ米を使わず日本米で作っている泡盛もありますが、焼酎は主に白麹で仕込みを二度おこなうことや、日本酒は黄色麹を使い三回以上段階を踏んで仕込むことがほとんどです。泡盛独自の味や他の酒との違いは、原料や製造工程によって違ってくることがわかります。

泡盛ってどんな味?

泡盛は一般的に焼酎よりも濃厚で芳醇な香りがあり、また、甘みの強いのが特徴です。香りが強く感じるのは、原料に黒麹菌とタイ米を使うためです。麹は原料に使われる米のでんぷんを糖に変える働きをします。黒麹菌は他の麹菌よりも雑菌に強く、クエン酸を多く作り出す特徴があります。また、泡盛は黒麹菌とタイ米から出てくる物質が組み合わさり、甘い香りの「バニリン」が生成されます。これにより、焼酎よりも甘い香りと、濃厚な味わいが作り出されるのです。

泡盛と焼酎、何が違うの?

泡盛と焼酎の違いは、麹や仕込みの方法、材料などによります。製造法の違いでいうと、焼酎は米麹・酵母・水で一次仕込みをしたあと、芋や麦、米など様々な材料で二次仕込みをおこないます。焼酎は、二次仕込みで混ぜる材料によって味わいや風味が違ってくるのが特徴です。一方泡盛は、二次仕込みをおこなわず、米麹だけで一回しか仕込みません。泡盛はパンチのある芳醇な仕上がりが特徴ですが、焼酎は飲みやすくマイルドですよ!

泡盛はどうやって飲むの?

泡盛は蒸留酒ですので、さまざまな飲み方が楽しめるお酒です。通年を通して水割りやロックで楽しむ方も多く、炭酸で割ったり甘いお酒が好きな方ではカクテルなどもおススメです。また、少し寒い時期にはお湯割りにすると体の内側からじんわりと温まりますよ! 地元では水割りで飲むことが多いようです。泡盛はアルコール度数が30度程度ですので、水割りにすることで、好みの濃度にでき食事にも合わせやすくなります。
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