椎茸だし

椎茸の強い香りと風味が特徴の椎茸だし。干し椎茸の戻し汁のことを椎茸だしと呼びます。干し椎茸を見ずにつけておくだけでできるのでお手軽。和食のみならず、中華料理などにも使われることもありますね。風味が非常に強いので、和食においては昆布やかつおと合わせてだしを引くことも。椎茸を干すことで旨味が凝縮され、深いコクも生まれます。 煮物などに使用するとコクのある深い味わいに。戻した椎茸も具材として使用できるので、捨てずに調理してくださいね。

あごだし

トビウオを煮て干したもので引いただしがあごだしです。だしの中でも高級とされ、同じ魚介だしでも煮干しやかつおに比べるとコクのある味わいが特徴。トビウオは海面上を飛び回るため運動量が多く、脂肪が少ない分青臭さも少ない分上品な風味が引き出せます。 うどんやおでんなど、汁ごと頂く料理に使用するとあごの旨味が楽しめますよ。だしを引くには水に半日浸してから火を入れるので手間がかかりますが、その分深い味わいが生まれます。

時短で本格だしが作れるお手軽タイプも

液体

そのままはもちろん、水やお湯にとかすだけでだし汁が作れるお手軽さが魅力の液体タイプ。醤油やみりんなどが合わさったものも多くあるので、煮物や汁ものを作るのにそのまま加えるだけと、1本あると重宝しますよ。炊き込みご飯の味つけもでき、うどんやそばなどの麺類の汁も簡単につくることができます。素材を煮だしてつくるだしだと余ってしまうこともありますが、これなら使用量の調節が簡単にできるので余ることもありませんね。

粉末

他のタイプのだしに比べるとややリーズナブルなお値段なのもうれしい粉末タイプは、さっと水に溶けてお手軽にだし汁を作ることができます。だしがらが出ないのでエコでもあり、水に溶かさずとも煮物に加えるだけでだしの旨味がたっぷりと味わえる料理が完成。素材をまるごと粉末にしているので、栄養価も抜群。ふりかけにかけたり、ハンバーグに加えたりなど、だし汁以外としての使い方ができるところも魅力です。

顆粒

こちらも見ずに溶けやすいタイプなので、お手軽な顆粒タイプ。かつおと昆布などというように数種類のだしが合わさったものもあるのでひとつひとつだしを引く手間も省け、時短に一役買ってくれますよ。塩分が添加されているものもあるので、味は濃いめなことも。料理に使用する際は味をみながら他の調味料を加えていくとよいでしょう。
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