立ち飲みとは別モノ!心温まる人情の空間「角打ち」の魅力をお伝えします♪

「角打ち」という言葉にはまだまだ馴染みのない人もいるかもしれません。立ち飲みのようでありながらちょっと違う、人情が生んだお酒の飲み方とも言えるんです。今回はそんな角打ちとは一体どんなものなのか、その語源やルールなどもご紹介します。

2018年3月7日 更新

「角打ち」っていったいどんなもの?

「角打ち」という言葉をご存知ですか?「かくうち」と読みますが、福岡県・北九州市の方言で、北九州では特に一般的な文化を表すこの言葉。酒屋の一角にあるスペースでお酒を飲むという独特のスタイルのことを言います。

立ち飲みにも似ていますが、明らかな違いもある角打ち。酒屋の店主の好意ではじまり、北九州に広まったこの角打ち文化は全国的にもちらほらと見えるようですよ。今回は、今ジワジワと人気が集まってきている角打ちのメリットや、守るべき角打ちならではのルールなどをまとめました!

「立ち飲み」と「角打ち」の決定的な違い

サラリーマンのお父さんが、仕事帰りにちょっと一杯……というイメージだった立ち飲みも、近年バルなどの普及で対象が広がり、女性客にも受け入れられるようになってきました。しかし角打ちというのは立ち飲みとはどう違うのでしょうか?

角打ちは飲食店ではなく、酒屋の中にあるスペースで、酒屋で買ったお酒を飲むこと。立ち飲みカウンターのようなスペースがあり、そこで今買ったばかりのビールやお酒を開けて飲む、というスタイルです。店によっては椅子が置いてある場合もあるようですが、飲食店ではないので客席ではありません。おつまみは中で売っている乾き物やおでん、店内の冷蔵庫に入っている簡単な料理をセルフで出してきて、キャッシュオンデリバリーでいただくことが多いよう。

立ち飲みは立ってお酒や料理を楽しむ飲食店、角打ちは酒屋の好意で設けられたスペースで購入したお酒を飲むこと、というのが大きな違いです。サービスと人情、その違いともいえるでしょう。

「角打ち」の語源はお客さんのひょんな行動から

家まで待てずに思わず口をつけたことから……

角打ちは江戸から続く文化で、北九州だけでなく全国的にあったようです。当時は、日本酒は客が持ってきた升に入れて量り売りをするスタイルでしたが、ある客が家まで持ち帰るのを我慢できず、店内で升の角に口をつけて飲んでしまったことから「角打ち」と呼ばれるようになりました。
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